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Vストローム650を買って後悔する人の特徴とは?「致命的な欠点」とそれを補う「圧倒的な旅性能」の全貌

Vストローム650を購入して後悔する人と最高だと感じる人の違い、致命的な欠点と旅性能についてのスライド表紙

こんにちは。「motofrontier」の「マコト」です。

Vストローム650の購入を検討しているけれど、インターネット上で「後悔」や「つまらない」といったネガティブな意見を目にして不安になっていませんか。

身長や足つきに自信がなくて立ちごけを心配している方や、エンジンのパワー不足ですぐに飽きてしまうのではないかと懸念している方も多いかもしれません。また、デザインがおっさん臭いと言われることや、車体が重いせいで取り回しに苦労するのではないかという点も気になるところですよね。

この記事では、実際にオーナーたちがどのようなポイントで後悔しているのか、そしてその逆にどのような人がこのバイクで最高の満足を得ているのかについて、私の視点で詳しくお話しします。

あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?

  • ✅ 身長が低めで足つきに不安があり、立ちごけのリスクが怖い
  • ✅ 車体が重くて取り回しが大変そうで、気軽に乗れなくなるのが心配
  • ✅ エンジンがスムーズすぎて刺激がなく、すぐに飽きてしまいそう
  • ✅ 「おっさん臭い」と言われるデザインに自分が納得できるか分からない

もし一つでも当てはまったなら、この記事があなたの疑問をすべて解決します。

Vストローム650の購入で後悔する主な原因

SUZUKI 公式サイト画像
出典:SUZUKI「V-Strom 650」

Vストローム650は世界中で愛される「名車」と呼ばれることも多いですが、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する人がいるのも紛れもない事実です。

特に、初めての大型バイクや、軽量なバイクからの乗り換えの場合、そのギャップに苦しむことがあります。ここでは、オーナーたちが特に不満を感じやすい物理的なデメリットや感覚的なミスマッチについて、具体的なシチュエーションを交えて深掘り解説します。

足つきの悪さと身長による不安

Vストローム650オーナーが直面する4つの課題:足つきの不安、取り回しの重さ、エンジンの刺激のなさ、地味な見た目

Vストローム650を購入して最初に直面し、そして所有している間ずっと付きまとう最大の壁、それが「足つき」の問題です。

国内の現行モデル(Vストローム650/XT)のシート高は835mmとカタログに記載されています。アドベンチャーバイクというカテゴリーの中では標準的、あるいは低い部類に入る数値ですが、教習車(CB750など)や一般的なネイキッドバイク(790mm〜800mm前後)に慣れ親しんだ身体には、この「プラス3〜4cm」が巨大な壁として立ちはだかります。

身長170cm以下のライダーが直面する「バレリーナ状態」

特に身長が170cm以下のライダーにとって、Vストローム650の足つきは決して優しいものではありません。実際に身長168cmほどのオーナーさんの声を聞くと、「両足をつこうとするとつま先がツンツンで、まるでバレリーナ状態。

信号待ちのたびに、路面の傾斜や轍(わだち)を必死に目で探して、足をつく場所を選ばなければならない」という切実な悩みが多く聞かれます。ただシートが高いだけでなく、アドベンチャー特有の幅広なシート形状が足を外側に広げさせるため、数値以上に足が地面に届きにくくなるのです。

ローダウンという選択肢とその代償

「じゃあ、ローダウンすればいいじゃないか」と思うかもしれません。確かに、純正オプションのローシートや、サスペンションリンクを交換することで2cm〜4cmほど車高を下げることは可能です。しかし、これにも「後悔」の種が潜んでいます。

ローダウンをすることで、アドベンチャーバイク本来の魅力である「視点の高さ」や「深いバンク角」、そして「路面追従性の良いサスペンションバランス」が崩れてしまうことがあるからです。また、車高が下がるとサイドスタンドをかけた時の車体の傾きが浅くなり、少しの傾斜でも反対側に倒れそうになるという新たなリスクも発生します。

解決策のヒント

足つきに不安がある場合、まずは「厚底ブーツ」の導入を検討してください。バイク自体のバランスを崩さずに、物理的に足の長さを数センチ稼ぐことができます。これはコストも安く、車両の性能をスポイルしない最良の手段の一つです。足つき対策(厚底ブーツ/停車姿勢/ローダウン時の注意点)をもう少し具体的に知りたい方はこちらも参考になります。
トレーサー9GTの足つきを身長170cmで徹底検証!諦めずに攻略する方法

取り回しで感じる車体の重さと重量

カタログスペックを見ると、Vストローム650の車両重量はグレードにより異なりますが、おおむね210kg台前半から中盤(国内仕様で約212kg〜215kg)です。「リッターバイクに比べれば軽いじゃないか」「教習車と同じくらいでしょ?」と思われるかもしれません。

しかし、実際に所有して日常的に扱ってみると、多くのライダーが「数値以上に重い」と口を揃えます。この「体感重量の重さ」こそが、購入後に「気軽に乗れなくなった」と後悔する大きな要因の一つです。

トップヘビーな重心バランスの罠

Vストローム650の重さを際立たせているのは、その「重心位置」です。20リットル(2011年頃までの初期モデルは22リットル)という巨大な燃料タンクが高い位置にあり、さらに防風効果の高い大きなカウルやスクリーン、ヘッドライト周りがフロント上部に集中しています。

この「トップヘビー(重心が高い)」な構造により、車体を少しでも傾けると、重力が急激に作用して支えきれないほどの重さがライダーにのしかかります。

Vストローム650の重心が高い理由。20Lタンクとカウルによるトップヘビー構造と、満タン時のバランス変化、厚底ブーツによる対策図解

満タン時の恐怖とキャンプ場での苦闘

特にガソリンを満タンにした直後は、重心がさらに上がり、その重さは顕著になります。ガソリン20リットルはおよそ15kg前後の重量増となりますが、それが車体の一番高い位置に乗っかるわけです。平坦な舗装路ならまだしも、キャンプ場の砂利道や、少し傾斜のある駐車場での取り回しは冷や汗ものです。

「ちょっとコンビニまで」といった日常使いにおいて、この巨体をガレージから引っ張り出すのが億劫になり、結果として乗る頻度が減って手放してしまう…。これがVストローム650オーナーが陥りやすい「後悔」の典型的なパターンです。

エンジンがつまらないと感じる飽き

Vストローム650に搭載されている645ccのV型2気筒エンジンは、スズキが20年以上かけて熟成させてきた、まさに「名機」です。しかし、その完成度の高さが、皮肉にも「つまらない」「飽きる」という評価に繋がることがあります。これは、バイクに何を求めるかという価値観のミスマッチから生じる後悔です。

「ドラマ」のない優等生エンジン

このエンジンの特徴は、低回転から高回転まで、どこから開けてもスムーズに、そしてフラットにトルクが出ることです。エンストしそうな極低速でも粘り強く、高速道路での追い越しでもストレスなく加速します。しかし、そこには「ドラマ」がありません。

例えば、ある回転数から爆発的にパワーが盛り上がったり、身体を揺さぶるような荒々しい鼓動感があったりといった「演出」が極めて少ないのです。よく「モーターのように回る」と表現されますが、刺激を求めるライダーにとっては、それは「味気ない」と同義語になってしまいます。

スズキ車なのに「ホンダっぽい」?

スズキのバイクといえば、どこか尖った部分やクセ(通称:鈴菌要素)を期待されることが多いのですが、Vストローム650に関しては「まるでホンダのエンジンのように欠点がない」と評されます。これは最高の褒め言葉であると同時に、個性的なバイクを乗り継いできたベテランライダーにとっては物足りなさの象徴でもあります。

「走り出して50kmもすると、あまりに平和すぎてバイクに乗っていることを忘れてしまう」。これを「究極の快適」と捉えられるか、それとも「退屈」と感じてしまうか。ここが、長く愛せるか早期売却してしまうかの分かれ道となります。

デザインがおっさん臭いという不満

バイク選びにおいて、見た目は性能と同じくらい重要です。Vストローム650のデザインは、1980年代のパリ・ダカールラリー参戦車「DR-BIG(DR750/800)」の「怪鳥(クチバシ)」スタイルを彷彿とさせる造形を採用しています。

この機能美を追求したデザインは、アドベンチャーファンからは「伝統的でカッコいい」と支持されていますが、一般層、特に若年層やスポーツバイクファンからは厳しい評価を受けることがあります。

「地味」で「野暮ったい」というレッテル

正直に言えば、Vストローム650は華やかなバイクではありません。道の駅やツーリングスポットで、最新のスーパースポーツや、イタリアンデザインの洗練されたバイクと並んだ時、ふと自分のバイクを見て「なんだか地味だなぁ…」「野暮ったいなぁ…」とコンプレックスを感じてしまうオーナーもいます。

特に純正カラーは黒、グレー、黄色といった実用的な色使いが多く、所有欲を刺激する「色気」に欠けるという意見も否定できません。

マコト
マコト
道の駅などで最新のSS(スーパースポーツ)やデザインコンシャスな外車と並んだとき、ふと自分のバイクを見て「華がないなぁ…」と少し寂しい気持ちになる、なんて話も耳にします。

灯火類やメーター周りの古さ

また、デザインの一部である装備面でも設計年次の古さが目立ちます。特に灯火類やメーター周りの設計は、フルカラーTFT液晶などが標準化した最新のライバル車と比べると、世代差を感じる人もいます。「おっさん臭い」という言葉は、単なる見た目だけでなく、こうした装備のアップデート頻度に対する揶揄も含んでいるのかもしれません。

ライバル車やXTとの比較で生じる迷い

Vストローム650を購入した後で、「やっぱりあっちにしておけば良かった…」と目移りしてしまうライバル車たちが存在します。隣の芝生は青く見えるものですが、特にミドルクラスのアドベンチャーツアラーは激戦区であり、各メーカーが魅力的なモデルを投入しています。

ここでは、比較検討されやすい車種との決定的な違いや、モデル選びの落とし穴について掘り下げていきます。

スズキVストローム650、ホンダNC750X、ヤマハ・カワサキの競合車における「退屈」と「快適」の比較チャート

ホンダNC750Xと比較した欠点

Vストローム650の購入を検討する際、必ずと言っていいほど比較対象に挙がるのが、ホンダのベストセラーモデル「NC750X」です。購入後にNC750Xを見て一番後悔するのは、その圧倒的な「日常の利便性」と「イージードライブ性能」です。

メットインスペースという最強の武器

NC750Xの最大の特徴は、通常のバイクで燃料タンクがある位置に設けられた、23リットルもの巨大なラゲッジスペース(メットイン)です。ヘルメットがすっぽり入るこのスペースは、ツーリング先でのお土産、雨具、ちょっとした買い物袋をサッと放り込めるため、トップケースやサイドパニアを装着しなくても身軽に運用できます。

Vストローム650は積載能力こそ高いものの、箱(ケース)を付けなければ収納はゼロに等しいため、この「最初から収納がある」便利さは、日常使いにおいて圧倒的な差として感じられます。

DCTによる疲労軽減の差

さらに、NC750XにはDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)モデルが用意されています。これはクラッチ操作が不要で、オートマチックのように変速してくれる機構です。Vストローム650のクラッチは決して重すぎるわけではありませんが、渋滞路や長距離ツーリングの帰り道で左手が疲れてきた時、「DCTだったらどんなに楽だっただろう」と羨ましく思う瞬間が必ず訪れます。

燃費に関しても、NC750XはWMTCモード値でも26km/Lを超え、実燃費も非常に良好です。経済性と利便性を最優先するライダーにとっては、Vストローム650を選んだことが「失敗」に思えてしまうかもしれません。

比較項目スズキ Vストローム650ホンダ NC750X
エンジンの性格高回転まで回り、伸びがあるVツイン低回転トルク重視、車のようなパラツイン
トランスミッションMTのみ(アシスト機能なし)MT または DCT(AT限定可)
収納スペースなし(ケース必須)あり(タンク位置にフランク)
フロントタイヤ19インチ(安定・走破性重視)17インチ(オンロード旋回性重視)

NC750X側の「後悔ポイント」やDCTの評価が気になる方は、こちらで詳しくまとめています。
NC750Xの不満と後悔ポイント総まとめ。買って後悔する人

カワサキやヤマハの競合車との違い

「アドベンチャーの形は好きだけど、峠道もキビキビ走りたい」。そう考えている人にとって、カワサキのVersys 650やヤマハのTracer 7(MT-07ベースのツアラー)は、Vストローム650よりも魅力的な選択肢に見えるはずです。ここの選択を誤ると、「走りがもっさりしていて楽しくない」という後悔に直結します。

19インチ vs 17インチのハンドリング差

Vストローム650はフロントに19インチホイールを採用しています。これは直進安定性や悪路走破性を高めるための設定で、乗り味は「どっしり、ゆったり」としています。対してVersys 650などは前後17インチホイールを採用しており、純粋なオンロードバイクに近い設計です。そのため、ワインディングでの切り返しや倒し込みは17インチ勢の方が圧倒的に軽快でスムーズです。

Vストロームで峠を速いペースで走ろうとすると、「意識してハンドルをこじらないと曲がらない」「テンポが遅れる」と感じることがあり、スポーツ走行を楽しみたい層にはストレスになります。

エンジンの「元気良さ」の違い

また、ヤマハのTracer 7に搭載されているMT-07系をベースとしたCP2エンジン(270度クランク並列2気筒)は、パルス感と弾けるような加速力が特徴で、「操る楽しさ」という点ではVストロームを一歩リードしています。

Vストロームのエンジンも優秀ですが、あくまで「黒衣」に徹するタイプ。アクセルを開けた瞬間の「ドンッ!」という蹴り出し感や、フロントが浮きそうな軽快さを求めるなら、ヤマハやカワサキのライバル車の方が満足度は高いでしょう。

XTと標準モデルのどちらを選ぶか

Vストローム650には、キャストホイール仕様の「標準モデル」と、ワイヤースポークホイール仕様の「XT」が存在します。新車価格や中古相場ではXTの方が高いのですが、「XTの方がアドベンチャーっぽくてカッコいい!」という理由だけで選ぶと、メンテナンスの面で後悔することになります。

スポークホイールの「掃除」という苦行

XTが採用しているワイヤースポークホイールは、路面からの衝撃吸収性に優れ、見た目の高級感も抜群です。しかし、その代償として「掃除の手間」は尋常ではありません。

複雑に交差したスポークの一本一本を磨くのは重労働ですし、ブレーキダストやチェーンルブの飛び散りが付着しやすく、少し放置するとすぐに錆びたり汚れが固着したりします。「洗車はサッと済ませたい」というズボラな性格の人(私を含め)にとって、このスポークホイールの維持は苦痛以外の何物でもありません。

マコト
マコト
馴染みのバイク屋の店長さんに相談した時のこと。「マコトさん、洗車が趣味ならXTでもいいけど、ズボラなら絶対にキャストホイールにしなさい。スポークの錆は心の闇になるよ」と忠告されました。今でもその言葉に感謝しています。

ハンドリングの違いも要チェック

また、実はハンドリングにも違いがあります。一般的にキャストホイール(標準モデル)の方が剛性が高く、カチッとしたダイレクトな操作感があります。

オンロードメインで走るなら、実は標準モデルの方が素直で乗りやすいと感じるライダーも多いのです。「オフロードは走らないし、洗車も楽な方がいい」。そう割り切れるなら、見た目に惑わされず標準モデルを選んだほうが、幸せなバイクライフを送れる可能性が高いです。

中古選びで注意すべき年式の違い

Vストローム650の中古車選びのポイント。2017年以降のトラクションコントロールの重要性と、XTのスポークホイール掃除の大変さについて

Vストローム650は2003年の初代登場から現在まで続く超ロングセラーモデルです。そのため、中古市場には様々な年式が混在しており、価格もピンキリです。しかし、「安いから」といって適当な年式を選ぶと、機能面で決定的な後悔をすることになります。ここで絶対に押さえておきたい分岐点が、2017年のフルモデルチェンジです。

トラクションコントロール(TC)の有無が決定的

2017年のモデルチェンジで、新たに2段階+OFF調整可能な「トラクションコントロール(TC)」が採用されました。これは、雨で濡れたマンホールや、砂の浮いたコーナーで後輪が滑った際、瞬時に出力を制御して転倒を防いでくれる安全装置です。Vストロームのようなトルクのあるバイクでは、この機能があるのとないのとでは、雨天ツーリングや不整地での安心感が天と地ほど違います。

予算をケチって2016年以前のモデル(第2世代)を購入したものの、雨の日の峠道でヒヤッとして「やっぱり数万円高くてもトラコン付き(第3世代)にしておけば良かった…」と後悔するケースは後を絶ちません。

また、近年のモデルでは最新の排ガス規制に対応していますが、基本的な乗り味は大きく変わっていません。コストパフォーマンスと安全性を両立させるなら、2017年〜2021年の第3世代初期モデルが、中古市場で最も狙い目の「正解」と言えるでしょう。

寿命や維持費など長期保有の真実

Vストローム650の「防弾エンジン」と呼ばれる耐久性、レギュラーガソリン仕様の経済性、長寿命についての解説図

ここまでネガティブな要素を中心に解説してきましたが、「後悔」という言葉は短期的な視点に基づいていることが多いのも事実です。実は、Vストローム650を長く所有すればするほど、当初の不満が信頼へと変わっていく不思議な魅力があります。

ここでは、維持費や耐久性といった、実際にオーナーになってから数年経って実感できる経済的なメリットについてお話しします。

10万キロ走れるエンジンの寿命

Vストローム650のエンジンは、世界中のライダーやメカニックから「Bullet proof(防弾=それくらい頑丈で壊れない)」と称賛されています。これは決して大袈裟な表現ではありません。

過酷な環境で使用される海外のアドベンチャーライダーのフォーラムなどを覗くと、走行距離が10万キロはおろか、12万キロ(約8万マイル)を超えても「定期的なオイル交換とバルブクリアランスの調整だけで、新車時と変わらず元気に走っている」という報告がザラにあります。

「慣らし運転」は5万キロから?

日本国内でも、短期間で数万キロを走破するロングツーリング愛好家が多い車種ですが、エンジンの致命的なトラブル(焼き付きや異音など)の話は驚くほど聞きません。中古車市場で走行距離が3万キロや4万キロいっている個体を見ると不安になるかもしれませんが、このバイクに関しては「ようやく慣らしが終わって、エンジンが軽く回るようになった頃合い」と捉えても良いくらいです。

「一台のバイクと長く付き合いたい」「日本一周をしてみたい」と考えている人にとって、この驚異的な耐久性は、何物にも代えがたい安心材料になるはずです。

故障の少なさと維持費の安さ

輸入車のアドベンチャーバイク(BMWのGSシリーズやKTMなど)と比較すると、Vストローム650の維持費の安さは圧倒的です。車体価格が安いだけでなく、ランニングコストも非常に優秀です。

財布に優しい消耗品と燃費

まず、タイヤサイズ(フロント19インチ、リア17インチ)は種類が豊富で、ツーリング向けの安価で長持ちするタイヤがたくさん選べます。大型バイク特有の「タイヤ交換で数万円が飛ぶ」という恐怖が比較的少ないです。

また、燃費に関しても優秀で、走り方にもよりますが実測燃費は良好で、ツーリングではカタログ値以上の伸びを見せることもあります。レギュラーガソリン仕様であることも相まって、昨今のガソリン高騰の中でも、お財布へのダメージを最小限に抑えて長距離旅を楽しむことができます。

重要:知っておくべきリコール情報

故障が少ないとはいえ、機械である以上トラブルゼロではありません。特に中古車を購入する際に必ず確認してほしいのが、過去のリコール対応状況です。例えば、一部の車両(特定の製作期間)で発電機(ステーターコイル)の不具合によるリコールが出ています。これが未対策のままだと、ツーリング先で突然バッテリーが上がり走行不能になるリスクがあります。購入前には必ず車台番号を確認し、対策済みであることをチェックしてください。
(出典:国土交通省 リコール届出(外-2423)発電機(ステータコイル))

長距離ツーリングでの疲れにくさ

「後悔」の対極にあるのが、このバイクが提供する「圧倒的な疲れにくさ」です。Vストローム650のオーナーの多くが、乗り換えた後に「以前のバイクよりも1日に走れる距離が200km伸びた」と証言します。あるオーナーは、その乗り心地を「まるで空飛ぶ魔法の絨毯(じゅうたん)や、新幹線のようだ」と表現しました。

Vストローム650が「魔法の絨毯」と称される理由。ライダーを疲れさせないシートや防風性能、黒子に徹する設計思想について

すべての設計が「疲労軽減」に向いている

優れた防風性能を持つ3段階に調整可能(手動・工具必要)なスクリーンは、高速道路での風圧からライダーの上半身を守ります。厚みがあり適度なコシがあるシートは、長時間座り続けてもお尻が痛くなりにくい絶妙な設計です。そして何より、路面の凹凸を綺麗にいなすしなやかなサスペンションと、急かさないエンジン特性。これらすべてが「ライダーを疲れさせない」ために調律されています。

「刺激がなくてつまらない」という欠点は、裏を返せば「ライダーを興奮させて消耗させない」という最大の長所でもあります。長距離を淡々と、しかし確実に、安全に移動する能力において、このミドルクラスでVストローム650の右に出るものはいないと断言できます。

Vストローム650購入前のよくある質問(Q&A)

ブログの読者さんからよくいただく質問や、Vストローム650の購入前に解消しておきたい具体的な疑問をQ&A形式でまとめました。実際に所有することをイメージしながら参考にしてください。

Q1. 身長165cmですが、足つきは絶望的でしょうか?

A. 工夫次第で乗れますが、覚悟は必要です。
正直に申し上げると、ノーマル状態での両足べったり着くのは難しい場合が多いです。しかし、お尻を半分ずらして片足だけをしっかり着く「ハングオフ停車」を習得すれば、安定して支えることは可能です。また、記事中でも触れた「厚底ブーツ」や、純正のローシート(約2cmダウン)を組み合わせることで、恐怖心をかなり軽減できます。「両足をつこうとしない」という意識改革ができるかどうかが鍵です。

Q2. 高速道路での追い越し加速は不足していませんか?

A. 日本の公道において不足を感じることはまずありません。
最高出力は69馬力(海外仕様や年式により微差あり)ですが、必要十分です。100km/h巡航からでも、アクセルをひねればスムーズに120km/h程度まで伸びていきます。リッターバイクのような「ワープするような加速」はありませんが、荷物満載でタンデム(二人乗り)をしていても、登坂車線でトラックを追い越すのにストレスを感じることはないでしょう。

Q3. レギュラーガソリン仕様ですか?

A. はい、経済的なレギュラーガソリン仕様です。
ここが地味ながら大きなメリットです。ハイオク指定の輸入車やSSが多い中、どこでも手に入り安いレギュラーで走れるのは、長旅をするライダーにとって強力な味方です。燃費も良いため、ガソリン代は同クラスの他車種に比べて明らかに安く済みます。

Q4. 下取り価格(リセールバリュー)は悪いですか?

A. 爆発的な高騰はありませんが、安定しています。
カワサキのZシリーズのようなプレミア価格はつきませんが、需要が常に一定数あるため、極端な値崩れもしにくい車種です。特に、パニアケースなどの純正オプションが充実している個体や、走行距離が伸びていてもメンテナンス履歴がしっかりしている個体は、買取店でも歓迎される傾向にあります。

Vストローム650で後悔しないための結論

ここまで、Vストローム650の良い点も悪い点も、包み隠さずかなり詳細にお伝えしてきました。最終的に、このバイクを選んで「後悔しない」ためには、バイクのスペックではなく、あなた自身のライディングスタイルと、このバイクの特性がマッチしているかが重要です。

もしあなたが以下の項目に強く共感できるなら、Vストローム650は間違いなく最高の相棒になります。

  • 足つきの悪さを「走行中の圧倒的な快適性」を得るための代償だと割り切って受け入れられる
  • エンジンの刺激的な加速よりも、「満タンで470km〜500km級を無給油で走り切る実用性」を重視する
  • 見た目の派手さや所有感よりも、「どんな道でも壊れずに走り抜ける道具としての信頼性」に価値を感じる
  • 峠道で膝を擦って攻めるよりも、流れる景色を楽しみながら、どこまでも続く道をのんびり巡航したい

Vストローム650は、決して「一目惚れ」で買うような華のあるバイクではないかもしれません。しかし、あなたの旅をどこまでもサポートしてくれる、最高の「黒衣(くろご)」のような存在です。

主役はバイクではなく、旅をする「あなた自身」と、そこで出会う「景色」なのです。もしあなたが、刺激的な週末の数時間よりも、見知らぬ土地への数日間の冒険を求めているなら、このバイクは決してあなたを裏切りません。

Vストローム650の物理的なハードルを超えた先に待っている最高の旅についてのメッセージ

まずは一度、レンタルバイクなどでその「重さ」と「足つき」を確認してみてください。その物理的なハードルさえ超えられれば、その先には素晴らしい旅の相棒が待っています。

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【免責事項】
本記事の情報は執筆時点のものです。バイクの価格相場、スペック、関連する法規制(車検・道路交通法等)は、市場の動向や法改正により変更される場合があります。
また、メンテナンス、カスタム、ライディング技術の実践は自己責任となります。当ブログの情報を参考に行った作業や走行によって生じた損害、事故、トラブルについて、管理者は一切の責任を負いかねます。具体的な購入・契約・重要保安部品の整備については、必ず専門業者や公式情報をご確認ください。

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