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CBR1000RR-Rの新車価格は高い?乗り出し300万でも「コスパ最強」な理由と在庫事情

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イメージ:motofrontier

こんにちは。「motofrontier」の「マコト」です。

ホンダが世界に誇るフラッグシップモデル、CBR1000RR-R FIREBLADE。そのあまりにもアグレッシブなスタイリングと、カタログスペックに並ぶ「218馬力」という数字を見て、購入を本気で検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、同時に立ちはだかるのがその「価格」の壁です。「国産バイクなのに300万円近いってどういうこと?」「本当にその価格に見合う価値があるの?」と、購入ボタン(あるいはハンコ)を押す直前で足がすくんでしまう気持ち、痛いほど分かります。

ホームページ上の数字だけを見ていると、どうしても「高い」という印象が先行してしまいがちですが、実際の乗り出し価格や、維持にかかる費用、そして何より「このバイクが持つ真の価値」を深掘りしていくと、見え方がガラリと変わってきます。決して安い買い物ではないからこそ、後悔しないための正確な判断材料が必要です。

あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?

  • ✅車両価格だけでなくリアルな総額がいくらになるのか知りたい
  • ✅STDとSPのどちらを選ぶべきか価格差に見合う価値があるか迷う
  • ✅海外メーカーのライバル車と比較して高いのか安いのか判断できない
  • ✅そもそも今注文して新車がいつ手に入るのか納期の実情が不安だ

もし一つでも当てはまったなら、この記事があなたの疑問をすべて解決します。

CBR1000RR-Rの新車価格とグレード構成

CBR1000RR-R HONDA公式サイト画像
出典:HONDA公式サイト

まずは基本となる車両本体価格と、実際に公道を走れる状態にするための諸費用について、徹底的に整理していきましょう。カタログに載っている金額はあくまで「車両だけの価格」であり、そこからナンバーを取得し、保険に入り、安心して乗れる状態にするためには、現実的な「乗り出し予算」を把握しておく必要があります。

STDとSPの違いと価格差の正体

STDとSPの違いと価格差の正体
イメージ:motofrontier

CBR1000RR-R FIREBLADEには、標準モデルである「STD」と、足回りを強化した上級グレードの「SP」という2つのラインナップが存在します。

これから購入を検討する際、最も悩ましいのがこの「どっちを選ぶべきか問題」でしょう。2024年モデルのメーカー希望小売価格(税込)はSTDが2,486,000円、SPが2,849,000円です。

グレード価格(税込)
CBR1000RR-R FIREBLADE SP2,849,000円
CBR1000RR-R FIREBLADE(STD)2,486,000円

価格とグレード構成はHonda公式発表が基準となるため、最新情報は公式ページもあわせて確認しておくと安心です。

CBR1000RR-R | Honda公式サイト

この二台の間に存在する価格差は363,000円です。約36万円。原付二種が新車で一台買えてしまう金額差ですが、個人的には間違いなく「SPの方が圧倒的にお買い得であり、迷うならSPを買うべき」だと断言できます。その理由は、装備されているパーツのグレードと、後からカスタムした場合のコストを天秤にかければ明白です。

SPだけの特別な装備

SPモデルには、以下の装備が標準で組み込まれています。

  • Öhlins(オーリンズ)製 電子制御サスペンション(Smart EC 3.0): 走行状況に合わせて瞬時に減衰力を調整する最新鋭のシステムです。
  • Brembo(ブレンボ)製 Stylemaフロントブレーキキャリパー: レースシーン直系の高性能キャリパーです。
  • 標準装備のクイックシフター: クラッチ操作なしでシフトアップ・ダウンが可能な機構。サーキットはもちろん、街乗りでの疲労軽減にも絶大な効果があります。
  • リチウムイオンバッテリー: 軽量化のために、鉛バッテリーではなく高価なリチウムイオンが採用されています。

もし、STD(標準モデル)を購入して、「やっぱりサスペンションを良くしたい」「ブレーキをブレンボに変えたい」と後から思ったとしましょう。

パーツ代だけで36万円を優に超える可能性が高く、取り付け工賃まで含めれば、SPとの差額の倍近い出費になるケースも十分あり得ます。さらに言えば、電子制御サスペンションのようなメーカー純正で統合制御されたシステムは、後付けで完全に同等の完成度に持ち込むのが難しいのが現実です。

【リセールバリューの観点からもSPが有利】

将来的に手放すことを考えた場合も、中古車市場ではSPの人気が高い傾向にあります。購入時の36万円の差額は、売却時の査定額である程度回収できる可能性が高いため、実質的な負担差はもっと小さくなると考えておくと判断しやすいでしょう。

マコト
マコト
正直なところ、後から「カスタム沼」にハマってサスやブレーキを変えるより、最初から全部入りのSPを買ってしまった方が、結果的にお財布にも(奥様への言い訳にも)優しいんですよね(笑)。純正オーリンズの感動は別格ですよ!

乗り出し価格は総額約300万円

乗り出し価格は総額約300万円
イメージ:motofrontier

では、実際にバイクショップでハンコを押す瞬間の金額、「乗り出し価格」はいくらになるのでしょうか。ここではSPモデルを例に、車両本体価格に諸費用を加えたリアルなシミュレーションを行ってみました。

もちろん、販売店の手数料などは店舗によって異なりますが、一般的なホンダドリーム店等で購入する場合の目安として参考にしてください。

項目金額(概算)備考
車両本体価格2,849,000円税込
自動車重量税5,700円3年分
自賠責保険料10,630円37ヶ月
印紙・ナンバー代約2,000円地域により微差
登録代行費用約30,000円店舗により異なる
納車整備費用約40,000円店舗により異なる
合計(乗り出し概算)約2,937,330円オプションなしの状態

このように、何もオプションパーツを付けない「素の状態」でも、SPモデルの場合は約294万円が必要になります。ほぼ300万円ですね。STDモデルの場合であれば、ここからおおむね36万円引いた金額が一つの目安になります。

諸費用の地域差について

上記のシミュレーションにある「登録代行費用」や「納車整備費用」は、バイクショップが独自に定めている手数料です。都市部の大型店では高めに設定されていることもありますし、キャンペーン等で割引されることもあります。

また、管轄の陸運局が遠方にある場合、「遠隔地登録費用」などが追加で発生するケースもあるため、正確な金額は必ず見積もりを取って確認しましょう。

また、多くのライダーが加入する「盗難保険」や「任意保険」の初期費用はここに含まれていません。特にCBR1000RR-Rのような高額車両の場合、盗難対策は必須級です。

2025年基準の法定費用と諸費用

見積書を見る際に「この税金や保険料は正しいの?」と不安にならないよう、排気量1000ccクラス(道路運送車両法での250cc超=小型二輪)にかかる法定費用を確認しておきましょう。これらは法律で決まっているため、どの店で買っても原則変わりませんし、値引きもできない項目です。

1. 自動車重量税:5,700円

250cc超のバイクは年額1,900円が基本で、新車登録時は初回車検(3年)に合わせて3年分を納付するため、1,900円×3年分=5,700円が目安になります。

2. 軽自動車税(種別割):6,000円(年額)

二輪の小型自動車(250cc超)の標準税率は年額6,000円です。これは毎年4月1日時点の所有者に課税される税金で、購入時の見積もりや乗り出し総額に必ず即時で含まれるとは限りません。翌年度からの維持費として把握しておくと安心です。

3. 自賠責保険:10,630円

強制保険とも呼ばれる、公道を走るすべての車両に加入義務がある保険です。新車購入時は、車検有効期間(3年=36ヶ月)をカバーする必要があるため、登録の手続き上の余裕を持たせて37ヶ月契約にするのが一般的です。37ヶ月の保険料は10,630円が基準となり、沖縄県や離島など一部地域では安くなります。

見積もりに含むべきオプション費用

「乗り出し約294万円」とお伝えしましたが、これはあくまで「最低限走れる状態」の価格です。300万円クラスの高級車を購入するなら、長く綺麗に乗りたいですし、快適装備も妥協したくないですよね。契約時に忘れずに追加しておきたい必須級オプションと、その費用感も頭に入れておきましょう。

【CBR1000RR-R おすすめオプション例】

  • ETC2.0車載器(約4〜5万円): 今や高速道路を使うツーリングには必須。
  • フレームスライダー(約2〜3万円): 万が一の立ちごけ対策として強く推奨。
  • ドライブレコーダー(約5〜8万円): あおり運転対策や事故時の証拠保全に。
  • ガラスコーティング(約3〜6万円): 新車時に施工しておくと美観維持と洗車性が大きく向上。

オプションを含めた「真の乗り出し価格」

上記のオプションを一式追加すると、工賃を含めて約15万円〜20万円ほどの追加費用になることが多いです。つまり、SPモデルで安心してツーリングに行ける装備まで整えるなら、「総額310万円〜320万円」の予算を確保しておくのが現実的なラインと言えるでしょう。

「高い!」と感じるかもしれませんが、後から一つずつ付けていくと工賃が割高になることもあります。新車ローンの金利が低いキャンペーンなどを利用できる場合は、最初にまとめて組み込んでしまった方が、月々の支払額への影響を抑えつつ、最初からフル装備を楽しめるのでおすすめです。

ネットで買うと少しお得です

純正や有名メーカー(BabyFaceなど)のスライダーは、ディーラーで定価で買うよりネットで用意して持ち込んだ方が安く済む場合があります。(※持ち込み工賃は事前にショップへ確認してくださいね)

ライバル車と比較した圧倒的なコスパ

ライバル車と比較した圧倒的なコスパ
イメージ:motofrontier

ここまで「300万円、300万円」と連呼してきましたが、一般的な金銭感覚で言えば、オートバイ一台に300万円というのは確かに高額です。「車が買えるじゃないか」と言われることもあるでしょう。

しかし、視野を世界に広げ、このCBR1000RR-Rが属する「リッターSS(スーパースポーツ)」というカテゴリの中で比較すると、実はCBR1000RR-Rは「バーゲンプライス」とさえ言える驚愕の事実が見えてきます。

パニガーレV4Sより大きく安い

SS界の絶対王者として君臨し、多くのライダーの憧れであるDucati(ドゥカティ)のPanigale V4 S。このイタリアの宝石と比較してみましょう。日本でのPanigale V4 Sの価格は4,141,000円という水準にあり、400万円オーバーの世界です。

対して、CBR1000RR-R SPは2,849,000円。単純比較でも、価格差は100万円を大きく超える水準になります。

性能はトップクラス同士、価格差が大きい

「でも、安いってことは性能が低いんでしょ?」と思うかもしれません。しかし、どちらも200馬力超えのトップクラスのスーパースポーツであり、電子制御や空力まで含めた完成度の勝負になります。国産フラッグシップがこの価格帯で成立している事実そのものが、ホンダの強みを象徴していると言えるでしょう。

ZX-10RやYZF-R1との価格比較

では、同じ日本のメーカーであるライバルたちとはどうでしょうか。カワサキ、ヤマハ、BMW(ドイツですが価格帯が近いので参考)の主要モデルと価格を比較してみます。

メーカーモデル価格(税込)特徴
KawasakiNinja ZX-10R KRT EDITION2,409,000円2025年式
YamahaYZF-R1 ABS2,530,000円2025年式
YamahaYZF-R1M ABS3,289,000円上級グレード
BMWS1000RR2,688,000円〜ベース価格
HondaCBR1000RR-R SP2,849,000円上級グレード

表を見ると、「おや? CBRが一番高いじゃないか」と思うかもしれません。確かに、ZX-10RやYZF-R1のスタンダードモデルと比較すれば、CBR1000RR-R SPは数十万円高価です。

しかし、ここで重要なのは「装備内容」です。CBRのSPモデルには電子制御サスペンションが標準装備されています。もし、YZF-R1で同等の思想を求めて上級グレード「YZF-R1M」を選ぶと、価格は3,289,000円に跳ね上がります。

結論:上級グレード同士ならCBRが有力

「電子制御サス付きの上級グレード」同士で比較すると、CBR1000RR-R SPはライバルよりも価格と内容のバランスが非常に良い立ち位置にいます。

218馬力のスペックと価格のバランス

218馬力のスペックと価格のバランス
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CBR1000RR-Rの最大の魅力、それは何と言ってもその心臓部、エンジンにあります。カタログスペックに記載された最高出力:160kW[218PS]/14,000rpmという数値。これは、自然吸気の市販車としては世界トップクラスの数字です。

218PSというスペックや国内仕様の位置づけについては、別記事でより詳しく掘り下げています。

CBR1000RR-Rの馬力は国内仕様も最強!218PSの実測データと加速性能を徹底検証

1馬力あたりの単価が凄まじい

少し乱暴な計算ですが、「1馬力いくらか」を考えてみましょう。285万円で218馬力ですから、1馬力あたり約1.3万円です。四輪車で考えてみると、200馬力級のスポーツカーでも数百万円、さらに高出力のスーパーカーになれば数千万円に達します。バイクという乗り物の“性能対価格”の強さを象徴する一例と言えるでしょう。

もちろん、「公道で218馬力なんて使い切れない」という意見はもっともです。しかし、使い切れるかどうかではなく、「その気になればいつでも異次元の加速ができる余裕」を所有することに価値があるのです。

RC213V譲りのレース直系コンセプト

RC213V-S譲りの装備と価値
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CBR1000RR-Rは、ホンダのレーストラック志向を突き詰めたシリーズ最上位モデルとして位置づけられています。2024年モデルでは2モーター式スロットル・バイ・ワイヤの採用や熟成により、扱いやすさと速さの両立をさらに深めたのが特徴です。

レース視点でのCBRの立ち位置まで含めて理解したい方には、こちらの記事も補助線になります。

CBR1000RR-Rは本当に勝てないのか?WSBK苦戦の真相と2024年モデルが変えた「最強」の定義

納期と入手難易度に関する実情

さて、ここまで「価格と価値」の話をしてきましたが、実は現在のCBR1000RR-R購入検討者にとって、最大の問題は「価格」ではありません。お金を用意しても、買いたくても買えないかもしれない…という「入手難易度」こそが、直面する最大のハードルなのです。

年間600台の販売計画と希少性

CBR1000RR-Rシリーズの国内年間販売計画台数は「600台」とされており、フラッグシップとしては決して多い数字ではありません。店舗や時期によっては予約・入荷枠が早期に埋まる可能性があります。

「次を待つべきか?」という視点も重要

2024年に大きな仕様変更が入った直後とはいえ、今後のカラーや年次改良、あるいは次期モデルの動きが気になる方も多いはずです。判断材料を増やしたい場合は、こちらの記事も参考になると思います。

CBR1000RR-R 2026最新情報!発売日予想と「待つべきか現行を買うべきか」の最終結論

値引き交渉より在庫確保を優先

値引き交渉より在庫確保を優先
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一般的なバイク購入であれば、複数の店舗を回って相見積もりを取り、「もう少し安くなりませんか?」と値引き交渉をするのが賢い買い方かもしれません。しかし、CBR1000RR-Rに関しては、供給が限られるフラッグシップである以上、タイミングと在庫がすべてです。

無理な値引きを要求している間に、定価でも即決する別の購入希望者が現れれば、当然そちらに売れてしまいます。これからのCBR1000RR-R購入において最も重要なのは、1万円や2万円の値引きを引き出すことではありません。

マコト
マコト
これ、決して脅しじゃなくて本当の話なんです。私が懇意にしているドリーム店の店長さんも「CBRに関しては、悩んでいる間に他の人に決まってしまうケースが一番辛い」と口を揃えて言っていました。出会った時が運命です!

「即納できる在庫があること」「注文枠がまだ残っていること」自体を幸運だと思い、見つけたら即断即決で押さえること。これこそが、結果的に最も確実に、そして早く愛車を手に入れるための最善策です。

「すぐに実車は買えないけど、どうしても手元に置いておきたい!」という方は、タミヤのプラモデルをデスクに飾って、納車までのモチベーションにするのもアリですよ。驚くほど精巧です。

CBR1000RR-R購入前のよくある質問(Q&A)

最後に、CBR1000RR-Rの購入を検討されている方からよくいただく質問に、オーナー目線と現実的なコストの観点から率直にお答えします。

Q. 300万円のバイクですが、維持費もやはり高額ですか?

A. 法定費用は排気量区分で同じですが、消耗品費は覚悟が必要です。

軽自動車税(種別割)や自動車重量税などの「法定費用」は排気量区分で決まるため、60万円の中古車でも300万円のCBRでも基本的に同額です。特に250cc超の小型二輪は、軽自動車税(種別割)が年額6,000円という区分になります。重量税も区分に基づき新車登録時に車検期間分をまとめて支払います。

しかし、性能を維持するための「消耗品」の単価は別問題です。

特に高額なのがタイヤです。CBR1000RR-Rはリアに「200/55ZR17」の極太ハイグリップタイヤを採用しており、前後セット交換で工賃込み7万円〜9万円前後になるケー
スもあります。ハイパワーゆえ摩耗も早いので、「乗るたびにお金がかかる」意識は多少持っておくと安心です。

さらに、指定グレード相当の高性能エンジンオイル(Honda純正ウルトラシリーズ等)も安くはありません。走行距離や使い方に応じてメンテ予算を確保しておきましょう。

Q. サーキットを走らなくても、SPを買う価値はありますか?

A. ツーリングメインでも、SPの恩恵は十分あります。

「SPはサーキット用」と思われがちですが、電子制御サスペンション(Öhlins Smart EC 3.0)は公道の快適性や安心感にも寄与します。走行シーンや設定に合わせて電子制御で減衰特性を最適化できるのがSPの大きな魅力です。

所有欲を満たしてくれるだけでなく、長距離移動の疲労軽減という意味でも、SPを選ぶ価値は十分にあります。

Q. 立ちごけした時の修理費が高いと聞きましたが…?

A. 残念ながら高額になりやすいので、ガード類の装着を強く推奨します。

CBR1000RR-Rのカウルは空力特性を意識した複雑な形状のため、パーツ単価が高くなりがちです。さらにSPモデルはÖhlinsの電子制御サスやBrembo Stylema(Stylema R)など高価な装備を備えるため、転倒時のダメージ次第で修理費が大きく膨らむ可能性があります。

立ちごけでも損傷範囲によっては10万円前後〜それ以上になるケースもあるため、「フレームスライダー」や「エンジンガード」の装着は非常に有効です。また、万が一のために車両保険や盗難対策もあわせて検討すると安心です。

Q. 初心者ですが、いきなりCBR1000RR-Rに乗れますか?

A. 電子制御のおかげで「走る」ことは可能ですが、強い自制心が求められます。

最新のCBRは6軸IMUを活用した高度なトラクションコントロールやウィリー制御などの電子制御が搭載されており、昔のリッターバイクより扱いやすく感じる場面もあります。

ただし、ポジションは前傾が強く体力が必要ですし、一瞬で法定速度を大きく超えるパワーが出ます。安全マージンの取り方、走行モードの使い分け、そして何よりライダー自身の自制心が重要です。可能なら教習所や安全運転講習、サーキットの走行会などで段階的に慣れていくことをおすすめします。

CBR1000RR-Rの新車価格の結論

CBR1000RR-Rの新車価格について真剣に悩み、この記事にたどり着いたあなたに私が一番伝えたいこと。それは、このバイクは「金額だけ見れば高いが、中身を知れば間違いなく激安である」ということです。

総額300万円は大金ですが、世界最高峰のレース技術、218馬力の圧倒的パワー、そして所有する喜び。これらをすべてパッケージングしてこの価格で提供できるのは、世界広しといえどもホンダだけでしょう。

  • CBR1000RR-R SPの乗り出し価格は、販売店諸費用を含めると約294万円前後が一つの目安
  • ETCやスライダー、ドラレコなどを含めて考えるなら総額310万円〜320万円の予算を見ておくと安心
  • 36万円の価格差なら、電子制御サスやBrembo装備が標準のSPグレードの方がコスパ面で有利になりやすい
  • 海外ハイエンド勢と比較すると価格差は大きく、国産フラッグシップの強みが際立つ
  • 国内年間販売計画が限られるため、タイミング次第では新車入手が難しくなる可能性がある

CBR1000RR-R FIREBLADEは、単なる移動手段としてのバイクではありません。それはホンダのレーシングスピリットそのものであり、あなたのバイクライフを劇的に変える可能性を秘めた相棒です。

もしあなたが、予算の面で迷っているなら、思い切って一歩踏み出してみてください。その右手に宿る218馬力の感動と、ガレージに「最強のマシン」があるという充足感は、支払った金額以上の体験を必ずもたらしてくれるはずです。

迷っている間に売り切れて後悔する前に、まずはお近くの正規販売店で在庫や商談枠の状況を確認することから始めましょう!

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