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CBR600RRの生産終了後も安心して楽しめる理由と今こそ狙い目なワケ

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イメージ:motofrontier

こんにちは、「motofrontier」のマコトです。

CBR600RR生産終了という言葉を聞くと、「もう新車は買えないのかな」「後継モデルはどうなるんだろう」「ホンダ600cc絶版って本当なの?」と、なんだかモヤっとした不安が出てくると思います。

さらに、中古の相場が上がっているという話や、新型や再販のニュース、令和2年規制対応の情報などが入り混じって、「結局、今このバイクを買うべきなのか、それとも様子見したほうがいいのか?」と迷ってしまいやすい状況かなと感じています。

最近はSNSや動画でも「買えない」「ディーラーに行っても在庫がない」といった声も見かけますし、在庫状況や2024年モデルの位置づけも、ぱっと見では分かりづらいですよね。

実際のところ、環境規制や市場の流れ、メーカーの戦略が複雑に絡んでいて、表面だけ追いかけているとどうしても混乱しがちです。

この記事では、生産終了の理由やタイミング、その後の復活劇、そして今から購入・維持していくうえでのポイントを、ひとりのバイク好きとしての目線でお話していきます。

「生産終了って聞いたけど、このマシンを選んでも大丈夫?」という不安をスッキリ解消して、「今こそ狙い目かも」と前向きに考えられるきっかけになればうれしいです。

あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?

  • ✅ 生産終了と聞いて、新車や在庫が本当に買えないのか不安になっている
  • ✅ 後継モデルや新型、再販の情報が多すぎて何が本当か分からない
  • ✅ 中古の価格高騰やホンダ600cc絶版の噂を聞いて、今買うべきか迷っている
  • ✅ 将来の部品供給や維持費を考えると、選んでいいのか自信が持てない

もし一つでも当てはまったなら、この記事があなたの疑問をすべて解決します。

CBR600RR生産終了の真相と復活の背景

CBR600RR生産終了の背景とその理由
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まずは、そもそもなぜ生産終了になったのか、そのあとどういう流れで復活してきたのかを整理していきます。タイミングや法規制の話が分かると、「この先どうなりそうか?」もイメージしやすくなってきますし、今からオーナーになるのが不安かどうかも判断しやすくなります。

特に、平成28年規制や令和2年規制といったキーワードはニュースで耳にしたことがあっても、「結局、自分のバイク選びにどう関係するのか?」まではなかなかイメージしづらいところかなと思います。この章では、そのあたりをできるだけ噛み砕いて見ていきます。

生産終了に至った排ガス規制の影響

生産終了の一番大きな理由は、やっぱり排ガス規制です。日本では平成28年排出ガス規制、そして令和2年の排出ガス規制と、段階的に基準が厳しくなってきました。このうち平成28年規制は、2016年頃に最初の国内仕様をいったん終了させた要因とされています。

その後、2020年に電子制御を大きく刷新したPC40後期型が国内復活しましたが、これは平成28年規制までの対応にとどまっていて、さらに厳しい令和2年排ガス規制には間に合っていない状態でした。

令和2年規制に対応していないモデルは、猶予期間が終わるタイミングで新車として生産・登録できなくなると言われていて、このモデルもその例外ではなかったわけです。

排出ガスの浄化性能を上げるには、触媒やマフラーの大型化、高度な燃調・点火制御などが必要になりやすく、同時に騒音規制も厳しくなっているので、「高回転までガンガン回る600ccスーパースポーツ」をそのままの性格で残すのはなかなかハードルが高いんですよね。

そのうえ車体の軽さやコンパクトさも維持したいとなると、フレーム形状やレイアウトの見直しまで必要になってきます。そうなると、単にマフラーを交換すれば済む話ではなく、ほとんどフルモデルチェンジ級のコストと手間がかかることになります。

排ガスや騒音の規制内容、適用タイミングなどは法改正で変わる可能性があります。最新の情報は、環境省や国土交通省、メーカー公式サイトなどの一次情報を確認しておくと安心です。特に今後登場する新基準については、ホンダのニュースリリースをこまめにチェックしておくと動きが読みやすくなります。

ミドルクラススーパースポーツ市場の変化

ミドルクラススーパースポーツ市場の変化
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もう一つ大きいのが、600ccクラスのスーパースポーツ市場そのものの縮小です。昔は「600SS戦争」と言われるくらい、各メーカーがガチガチに力を入れていましたが、最近はリッタークラスか、もう少し実用寄りのミドルクラスに需要が寄っている印象があります。

ヤマハのYZF-R6が市販公道モデルから姿を消してレース専用になったり、スズキのGSX-R600も日本ではほぼ見かけなくなったりと、このクラスは全体的に厳しい状況です。

その中で、このマシンだけが国内で頑張っていた時期があったのですが、販売台数はかなり限られていたと各種バイクメディアでは紹介されています。

最近は400〜500ccクラスの扱いやすいバイクや、クロスオーバー系の人気が高く、サーキット全振りのミドルSSを新車で買う人は少数派になっているのが現実です。メーカーとしては「限られた人のために、多額の開発費を投じてまで残すのか」という悩みを抱えていたはずです。

【市場の変化が与えた影響】

  • 若いライダーの絶対数が減り、ミドルSSの需要も縮小
  • ツーリング志向やアドベンチャー系への人気シフト
  • サーキット走行人口の減少で、レース直系モデルの立場が弱くなった

ざっくり言うと、「厳しい規制」と「小さくなった市場」がダブルパンチになって、生産終了という判断につながった、というイメージかなと思います。

技術的課題と開発コストの壁

規制対応そのものにも、かなりのコストがかかります。高回転高出力の直列4気筒エンジンで、排ガスも騒音も抑えて、しかも軽さやコンパクトさも維持するとなると、開発側は相当大変だと想像できます。

特に600ccクラスは、リッタークラスほど台数が出るわけではありません。販売台数が限られているのに、エンジンや排気系を大幅に作り直すとなると、「開発コストに見合うのか?」という問題がどうしても出てきます。このあたりは、ホンダだけでなく、他メーカーも同じような悩みを抱えていたようです。

例えば、電子制御のリニューアルやインジェクションマップの最適化だけで規制をクリアできればまだ良いのですが、実際には触媒やサイレンサーの構造変更、エンジン内部の仕様変更まで含めて検討する必要が出てきます。そうなると試作・テストの回数も増え、コストもどんどん膨らんでいきます。

【生産終了を決めた主な要因】

  • 排ガス・騒音規制に適合させるにはエンジン・排気系の大幅な見直しが必要
  • 600ccスーパースポーツ市場の縮小で、開発コスト回収が難しくなっていた
  • 結果として「一度生産終了して様子を見る」という判断になった可能性が高い

2024年モデルで復活した理由

そんな中で、2023年末にホンダが正式に発表したのが、令和2年排ガス規制に適合した2024年モデルです。ニュースリリースでは、環境性能の向上に加えて、カラーリング変更やクイックシフター標準装備などのポイントも案内されています。

復活の理由としては、やっぱり根強いファンの存在レース現場でのニーズが大きいと感じます。Moto2クラスのエンジン供給や、各国の600ccレースカテゴリーでの活躍など、このマシンは今でもモータースポーツの世界で重要なポジションにいます。

しかも、2024年モデルでもカタログ上の最高出力は121PSを維持したまま、規制対応を達成したと案内されています。高回転まで一気に吹け上がるキャラクターを残しつつ、環境性能もクリアしてきたのは、かなり嬉しいポイントですね。馬力の細かい話が気になる方は、同じmotofrontier内でまとめている「CBR600RRの馬力を年式別に徹底比較した記事」も参考になると思います。

仕様変更や発売日などの一次情報は、ホンダ公式のニュースページに詳しくまとまっています。(参照:Honda公式ニュースリリース)

生産終了後も安心して楽しめる理由

生産終了後も安心して楽しめる理由
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ここからは、「生産終了」というワードを聞くと多くの人が一番気になる、維持や部品供給の話に触れていきます。結論としては、このマシンは生産終了後もかなり安心して乗り続けられるバイクだと感じていて、その理由を順番に整理していきます。

純正部品の供給体制だけでなく、社外パーツの豊富さ、ネット通販の普及、ユーザーコミュニティの強さなど、昔に比べて長く付き合いやすい環境が整っています。「絶版車=維持が大変」というイメージを持っている方も多いと思いますが、このモデルに関してはそこまで構える必要はないかなと感じています。

純正部品の供給とホンダのサポート体制

まず押さえておきたいのが、純正部品の供給期間です。一般的に、国内メーカーは生産終了後も一定期間、補修用部品を供給する方針をとっていると説明されています。期間の長さは部品や車種によって違いますが、よく「おおむね10年間くらいは目安になる」と言われることが多いですね。

ホンダは過去にも、NSR250Rなどの人気絶版車で純正部品の再販プロジェクトを行った実績があり、「長く乗るユーザーを大事にしているメーカー」という印象を持っています。もちろん、すべての部品がいつまでも手に入るわけではありませんが、このクラスの看板モデルなら、比較的手厚いサポートが期待できると感じています。

例えば、転倒しやすい外装パーツやミラー、レバー類などは、ある程度の期間は供給されることが多いですし、エンジン内部の重要部品も、一定期間はストックされているケースがほとんどです。どうしても純正在庫が尽きた場合でも、中古パーツやリビルドパーツで対応できる可能性があります。

純正部品の供給期間や在庫状況は、あくまで「傾向」として語られることが多く、絶対ではありません。実際の在庫や供給見込みは、ホンダの正規ディーラーやサービスショップで確認してもらうのが一番確実だと思います。特に長く乗るつもりなら、購入前に一度サービス担当の方と話をしてみると安心感がかなり違ってきます。

CBR600RRを長く大切に乗るために。 定期メンテナンスに欠かせない純正ケミカルや基本消耗品は、信頼できるメーカー品を選ぶのが安心です。以下は私も実際に使っているおすすめアイテムです。

社外パーツの豊富さとカスタムの自由度

社外パーツの豊富さとカスタムの自由度
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このモデルは世界中で販売されてきた人気車種なので、社外パーツの選択肢もかなり豊富です。マフラー、サスペンション、バックステップ、スクリーン、エンジンスライダーなど、探し出すとキリがないくらい出ています。

有名マフラーメーカーやカスタムパーツブランドのカタログを見ると、今でも適合パーツがラインナップされていることが多く、国内外問わず選択肢には困らない印象です。レース用パーツだけでなく、公道用の車検対応製品も多いので、「サーキットもツーリングも楽しみたい」という欲張りな使い方にもぴったりです。

【社外パーツ選びのちょっとしたコツ】

  • 海外製パーツは「年式・型式」の表記をしっかり確認する
  • サスペンションやブレーキなどは、アフターサービスの有無もチェック
  • 公道メインなら、車検対応かどうかを必ず確認しておく

「純正が手に入りにくくなっても、社外で補える余地が大きい」というのは、長く乗るうえでかなり心強いポイントだと思います。

カスタムで自分だけの一台を仕上げたい人へ。 国内外の有名ブランドから、CBR600RR対応の高品質マフラーが多数登場しています。性能アップだけでなく、見た目の印象も一気に変わります。

消耗品の入手性と通販サイトの活用法

オイルフィルターやブレーキパッド、チェーン、スプロケット、レバー類といった消耗品も、まだまだ入手しやすい状況だと感じています。国内の大手通販サイトや二輪パーツ専門ショップを見ていると、「PC40対応」と書かれた消耗品はたくさんヒットします。

特に、消耗品は純正にこだわらなくても信頼できるサードパーティ製が多いので、選択肢も広いです。通販をうまく活用すれば、在庫のあるショップから最短で取り寄せたり、価格やレビューを比較したりしながら、自分のスタイルに合ったものを選びやすいと思います。

【通販で探すときのコツ】

  • 年式・型式(例:PC40 前期/後期)をきちんと確認する
  • 適合表やレビューで「この車種で使用しています」という記載をチェックする
  • 安全部品(ブレーキ・タイヤなど)は、信頼できるメーカー品を優先する

最近は、ユーザーレビューに「サーキット走行で使ってみた感想」や「街乗りメインでのフィーリング」など、かなり具体的な情報が上がっています。自分と近い使い方をしている人のレビューを参考にするのもおすすめです。

CBR600RR復活劇が示す人気と信頼性

このマシンは、国内だけ見ても「2016年に一度終了 → 2020年に復活」「2022年の規制で再び終了 → 2024年モデルで復活」という、かなりドラマチックな履歴を持っています。ここまで何度も戻ってくるバイクって、実はかなり珍しいと思います。

これは裏を返せば、ホンダとしても完全に終わらせたくないほどの看板モデルであり、世界中に熱いファンがいるバイクだということです。メーカー側も、こうした人気モデルのオーナーを放置することは考えにくく、パーツ供給やサービスの面でも、一定のケアを続けていく可能性が高いと感じています。

友人ライダーとの会話で、「なんだかんだ言ってこのバイクはホンダの顔だから、簡単には消えないよね」という話になることがよくあります。レースシーンでも活躍し続けているので、今後も名前自体は何かしらの形で残っていくんじゃないかな、と個人的には期待しています。

購入を検討する人が知っておくべき最新事情

ここからは、「じゃあ実際に今買うとしたらどうなの?」という実務的な話に入っていきます。後継モデルの考え方、中古相場、ホンダ600cc絶版という言葉の意味、新車在庫の探し方など、これから動き出す前に把握しておきたいポイントをまとめていきます。

特に、今は情報量が多すぎて「何を信じればいいか分からない」という状態になりがちなので、一度基本を整理してからディーラーやショップに相談しに行くと、話もスムーズに進みやすいかなと思います。

CBR600RR後継モデルとCBR650Rの違い

CBR600RR後継モデルとCBR650Rの違い
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生産終了のニュースが出たときによく見かけたのが、「CBR600RR後継はCBR650Rになるの?」という話です。結論から言うと、私の感覚ではキャラクターがまったく違うので、後継というより兄弟車に近いイメージです。

CBR650Rは、ストリートやツーリングでの使いやすさを重視した万能スポーツツアラー寄りのバイクで、ポジションも比較的ラクです。一方、600のほうはサーキット最速を目指した純粋なスーパースポーツで、前傾姿勢も強め、エンジンも高回転でのパンチを重視しています。

モデルコンセプト得意なシーン
CBR600RRサーキット志向のスーパースポーツサーキット走行、ワインディング
CBR650R公道重視のスポーツツアラー街乗り、ツーリング、ワインディング

この違いについては、motofrontierでも「CBR650Rの最高速と総合性能を解説した記事」で詳しく比較しています。どちらにするか迷っている人は、用途や乗り方から考えてみると決めやすいと思います。

ざっくり言うと、「サーキットをガッツリ走りたいなら600」「公道メインで幅広く楽しみたいなら650」という選び方が分かりやすいかなと思います。

中古市場の価格動向と選び方のポイント

中古の相場は、生産終了のニュースが出たタイミングで一気に上がり、その後2024年モデルの復活で少し落ち着いた、という印象があります。ただ、今も「程度の良い個体」はやっぱり高値安定で、安いタマはそれなりに理由があるケースが多いと感じます。

最近の買取相場データを見ると、直近数年で600RR全体の買取価格が上昇傾向にあるという情報もあり、「資産価値」という意味でも注目されているようです。とはいえ、相場は年式・走行距離・カスタム内容・事故歴などで大きく変わるので、「平均価格だけを見て決める」のはちょっと危険かなと思います。

中古でチェックしておきたいポイント

  • 立ちゴケやサーキット走行の有無(フレーム・ステップ・カウルの傷である程度分かります)
  • 定期点検やオイル交換の履歴(記録簿やレシートが残っていると安心感アップ)
  • 過度なカスタムの有無(自分が扱いきれない仕様だと、あとから戻すのが大変)

中古車選びの考え方自体は、XL750トランザルプの中古特集などでも共通する部分が多く、motofrontierの「XL750トランザルプ中古相場の記事」でもチェックリストの考え方を紹介しています。別ジャンルのバイクでも、状態の見極め方はほとんど同じなので、あわせて目を通しておくと参考になると思います。

ホンダ600cc絶版モデルの歴史的背景

ホンダ600cc絶版モデルの歴史的背景
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「ホンダ600cc絶版」というキーワードは、このモデルが国内ラインナップから消えていた期間に、かなり話題になりました。2016年に最初の国内仕様が終了したタイミングでも、「ホンダの600ccスーパースポーツが消えた」と言われていましたし、2022年の令和2年規制でも同じような流れになりました。

ただ、歴史を振り返ると分かるのは、完全に終わったわけではなく、何度も休止と復活を繰り返してきたモデルだということです。排ガス規制や市場の波に翻弄されつつも、そのたびに形を変えて戻ってきているのが、このバイクの面白いところかなと思います。

ホンダの歴代600RRの年表やスペックの変遷は、各種バイク系サイトやWikipediaに詳しくまとまっています。特に年式ごとの仕様差や馬力の変化が気になる人は、先ほど紹介した「年式別馬力比較」の記事も合わせて読むとイメージしやすいはずです。

新車在庫と予約状況、購入のタイミング

「今、新車って実際どうなの?」という点も気になりますよね。2024年モデルは、ホンダの公式リリースによるとHonda Dreamからの販売が案内されていて、現時点でも生産・販売は続けられていると紹介されています。ただ、人気モデルなのは間違いなく、店舗によっては「受注枠が埋まって一時的に新規受付を止めている」という話も出ています。

バイク情報サイトや個人ブログでは、2024年モデルの在庫は比較的確保されているという情報もありますが、実際のところは地域やディーラーによってかなり差があるようです。価格や納期は、為替やコストの変動で変わることもあるので、最終的には近くのHonda Dreamで直接聞いたほうが安心かなと思います。

【購入タイミングの考え方】

  • 「絶対にこのモデルじゃないと嫌だ」という人は、早めに複数店舗へ問い合わせておく
  • 新車納期が長いエリアなら、中古の高年式個体も候補に入れてみる
  • 無理に焦らず、予算・保険・装備なども含めたトータルで検討する

ディーラーによっては、試乗車や展示車をうまく活用させてくれるところもあります。契約前に一度跨ってポジションや足つき、タンクの形などを体感しておくと、「やっぱりこれだ」と確信を持って選びやすくなります。

今こそ手に入れたいCBR600RRの価値

今こそ手に入れたいCBR600RRの価値
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最後の章では、「いまこのバイクを選ぶ意味」についてまとめていきます。生産終了というワードだけを見るとネガティブに感じますが、視点を変えると「今だからこそ味わえる価値」がかなりあるバイクだと、個人的には思っています。

現行のラインナップの中でも、これだけサーキット志向が強いミドルクラスはかなり貴重な存在ですし、逆に言えば「今のうちに乗っておかないと、次はもう味わえないかもしれないキャラクター」とも言えるかもしれません。

生産終了後の維持とメンテナンスの安心感

ここまで見てきたように、このモデルは生産終了後も純正・社外パーツともに選択肢が多く、維持面で極端に不安になる要素は少ないと感じます。むしろ、世界的な人気モデルであるおかげで、情報量やノウハウが豊富に蓄積されているのが強みです。

整備に関しても、ホンダ系のショップやサーキットに強いショップであれば、メンテ経験が豊富なメカニックさんが多く、「この年式はここを見ておいたほうがいいよ」といった具体的なアドバイスをもらえることが少なくありません。

安全や費用の面で気になる人は、定期的な点検の内容や工賃、部品代について、事前に見積もりや説明を受けておくと安心感がかなり違ってくると思います。半年点検や年次点検のタイミングで、「次の一年で気をつけるポイント」を聞いておくと、トラブルも未然に防ぎやすくなります。

名車としての魅力とファンの熱い支持

このバイクの魅力は、スペックやタイムだけでは語りきれません。コンパクトで軽い車体に、高回転まで一気に吹け上がるエンジン、フロントの接地感の高さ、ブレーキングの安心感など、「乗っていて気持ちいい」と感じる部分がすごく分かりやすいマシンだと思います。

motofrontierでも、最高速やフィーリングについては「CBR600RRの最高速を年式ごとに比較した記事」で触れていますが、数字以上に「どこまでも回したくなる楽しさ」が、このバイクの本質かなと感じています。

そして何より、全国のオーナーやファンの熱量が高いのも特徴です。オーナーズミーティングやサーキット走行会、SNSのコミュニティなど、同じバイクを愛する仲間が見つかりやすいというのは、所有するうえで大きなプラス要素だと思います。

走る喜びをさらに高めるために。 せっかくのマシンだからこそ、快適で安全なライディングギアを揃えておきたいところです。ツーリングでもサーキットでも活躍する人気ブランドを紹介します。

CBR600RRに関するよくある質問(Q&A)

記事を読んで「もう少し詳しく知りたい」と思った人のために、よくある質問をまとめました。購入前や維持の不安をスッキリさせたい方は、ぜひ参考にしてください。

Q1. 生産終了したモデルを今から買っても大丈夫?

A.はい、心配はいりません。ホンダでは生産終了後も一定期間、補修用部品の供給を継続しており、10年近くサポートされるケースもあります。さらに、このモデルは世界中で人気が高く、純正以外にも社外パーツの供給が非常に豊富です。
ホンダドリーム店では、絶版モデルでも整備や点検を受け付けている店舗が多いため、購入後の維持も安心できます。気になる場合は、購入前にディーラーで部品供給の見込みを確認しておくと良いでしょう。

Q2. 2024年モデルと以前のモデルはどう違うの?

2024年モデルは令和2年排出ガス規制に正式対応した最新仕様で、マフラーや触媒の改良に加え、電子制御の最適化が行われています。外観は従来とほぼ同じですが、環境性能とスポーツ性能の両立を果たしています。

項目従来モデル2024年モデル
排出ガス規制平成28年基準令和2年基準に対応
最高出力121PS同じ121PSを維持
装備クイックシフターはオプションクイックシフター標準装備

つまり「進化した中身で、変わらないフィーリングを楽しめる」というのが2024年モデルの大きな魅力です。

Q3. CBR600RRとCBR650Rはどちらが自分に合う?

A.この2台はよく比較されますが、キャラクターがまったく違います。簡単に言うと、「600RRはサーキット志向」「650Rは公道志向」です。

モデル特徴おすすめ用途
CBR600RR高回転型エンジン・軽量シャシーでスポーツ走行向きサーキット、ワインディング、スポーツライド
CBR650Rトルク型で街乗りしやすくツーリングも快適通勤・ツーリング・ロングライド

「走りを極めたいか」「使いやすさを重視したいか」で選ぶのがポイントですね。どちらも素晴らしいモデルですが、自分の乗るシーンを想像して選ぶのが失敗しないコツです。

Q4. 今から購入するならタイミングはいつがいい?

A.2024年モデルは人気が高く、販売店によってはすでに受注停止になっている場合もあります。欲しいカラーや仕様があるなら、早めに複数店舗へ問い合わせるのがベストです。
春〜夏:需要が高く、在庫が減りやすい時期
秋〜冬:比較的落ち着き、じっくり検討しやすい
もし新車が難しい場合は、高年式の中古車を狙うのも有力な選択肢です。状態が良い個体なら資産価値も高く、長く乗れる一台になります。

Q5. 今後もCBR600RRのようなモデルは登場する?

現時点で公式な後継発表はありませんが、ホンダがミドルクラスのスーパースポーツを完全にやめるとは考えにくいです。レースカテゴリーでの需要が続いているため、次世代の技術(ハイブリッドや電動化)を取り入れた新たな形で再登場する可能性もあります。
何度も復活を遂げてきた歴史を思うと、また「帰ってくる日」が来るかもしれません。そのときまで、この名車を楽しみながら待つのも悪くないですね。

まとめ:CBR600RR生産終了を前向きに捉える

ここまでの内容を踏まえて、「結局どう考えればいいのか?」というポイントを整理しておきます。生産終了という言葉に振り回されず、このバイクの魅力と付き合い方を冷静に押さえておくことが大事かなと思います。

  • CBR600RR生産終了の背景は排ガス規制と市場縮小だが技術開発により2024年モデルとして復活している
  • 純正部品と社外パーツが豊富で生産終了後も維持やメンテナンスに大きな不安は感じにくい
  • CBR600RR後継とされるCBR650Rとはキャラクターが異なり自分の用途に合わせた選び分けが大切になる
  • 中古相場は高めだが状態の良い個体は資産価値も期待でき新車と中古の両方を視野に入れると選択肢が広がる
  • CBR600RR生産終了の今だからこそ名車としての価値が高まり所有する喜びを強く味わえる

生産終了という言葉だけを見ると不安になりやすいですが、CBR600RRはむしろ「今こそ乗っておきたい一台」だと私は感じています。 気になっているなら、まずはディーラーや信頼できるショップに相談して、現車をじっくり眺めてみてください。

グランプリレッドのカウルに心を撃ち抜かれた瞬間から、あなたのCBR600RRストーリーがスタートします。この記事が、その最初の一歩を踏み出す後押しになればうれしいです。

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