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値引きゼロでも後悔しない!XL750 トランザルプの最も賢い購入戦略

夕方の柔らかな光に照らされたホンダ XL750 トランザルプが、ディーラー前の舗装路に停められている。シルバーの車体が美しく輝き、アドベンチャーバイクとしての存在感と上質さを強調している。

新型トランザルプ750の購入を前に、「少しでも値引きがあれば…」とその可能性についてお調べではありませんか?巷では「売れてないのでは?」という噂から値引きを期待する声もありますが、実際の納期や2025年モデルの登場がどう影響するのか気になりますよね。

値引きなしで買って後悔しないか、あるいは中古という選択肢はどうなのか。購入後の維持費、例えば燃費や燃料がハイオクなのか、またタイヤがチューブレスではない点や交換費用も重要です。

さらに、足つきに不安がある場合のローシートやローダウンにかかる追加費用も、総額を考える上で無視できません。

この記事では、そうした金銭的な側面に徹底的にフォーカスし、あなたが最も賢い選択をするための情報を網羅的に解説します。

あなたは今, こんなことで悩んでいませんか?

  • 新車購入時に、少しでも値引き交渉の余地はないか知りたい。
  • 値引きがないなら、新車と状態の良い中古車、どちらがお得か判断できない。
  • 車両価格以外に、足つき対策や維持費でどれくらい費用がかかるか不安。
  • 2025年モデルも出た今、どのタイミングで買うのが最も賢いか迷っている。

もし一つでも当てまったなら、この記事があなたの疑問をすべて解決します。

トランザルプ 750 値引きの現実と背景

XL750 トランザルプHONDA公式サイト画像。
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多くのライダーが憧れる新型XL750 トランザルプ。その魅力的なスペックとスタイルに心惹かれる一方で、いざ購入を具体的に検討し始めると、「少しでも安く手に入れたい」と考えるのは当然のことです。

しかし、トランザルプ750の購入においては、「値引き」という現実的な壁に突き当たることが少なくありません。

この章では、なぜトランザルプ750の値引きが難しいのか、その背景にある人気や供給状況、そして新型モデルの登場が価格に与える影響といった、価格決定の裏側にある力学を徹底的に分析します。この現実を理解することが、後悔しない購入戦略を立てるための第一歩となります。

「売れてない」は嘘?値引きへの影響は

結論から申し上げると、「トランザルプ750が売れてない」というのは、市場の実態とは異なる完全な誤解です。むしろその逆で、2023年の発売当初から専門誌やベテランライダーを中心に非常に高い評価を獲得しており、その人気は今なお健在。供給が需要に追いついていない状況が続いています。

では、なぜ一部で「売れてない」「街で見かけない」といった声が上がるのでしょうか。これにはいくつかの複合的な理由が考えられます。

  • 限定的な販売計画台数: ホンダが当初計画した年間販売台数は900台(2023年発表時)と、爆発的なヒットを狙うマスマーケットモデルとは一線を画しています。生産数が限られているため、そもそも市場に出回る絶対数が少ないのです。
  • 購入層の特性: トランザルプ750の購入者は、リターンライダーや大型バイクを乗り継いできたベテラン層が多い傾向にあります。彼らの主な活動範囲はツーリング先の郊外やワインディングロードであり、日常的に街中で見かける機会が少ないことも「見かけない」という印象につながっています。
  • 販売店の状況: 実際には、多くのホンダドリーム店でバックオーダー(予約待ち)を抱えているのが実情です。店頭に展示車すら置けない期間があったほどで、決して人気がないわけではありません。

人気モデルに値引きなし、は市場の鉄則

これはバイクに限らずあらゆる商品に言えることですが、需要が供給を上回っている人気モデルを、販売店側がわざわざ値引きして売る理由はありません。トランザルプ750もこの原則の例外ではなく、「売れてないかもしれないから、交渉すれば値引きされるかも」という淡い期待は、残念ながら通用しないのが現実です。むしろ、その揺るぎない人気こそが、全国のホンダドリーム店における「定価販売」という強気な姿勢を支えている最大の理由だと理解すべきでしょう。

この記事では「値引き」の観点からトランザルプの人気に触れましたが、「なぜデザインがダサいと言われるのか?」「兄貴分のアフリカツインと比べて、本質的な魅力はどこにあるのか?」といった、より深い評判の真相については、別の記事で徹底的に解説しています。

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最新の納期情報から値引きの可能性を探る

ホンダドリーム店の店内で納期について営業スタッフと話す日本人ライダー(男女いずれか)。トランザルプ750の納車待ち状況を表現。
イメージ:motofrontier

値引き交渉の余地があるかどうかを判断する、もう一つの重要な指標が「納期」です。もし注文してすぐに納車されるような状況であれば、それは在庫が潤沢にある証拠であり、値引きの可能性もゼロではないかもしれません。しかし、トランザルプ750の現状は、その真逆にあります。

Vague誌の販売店への取材(2025年7月時点)によると、2025年モデルのトランザルプ750の納期は、販売店やカラーによって差があるものの、今から新たに予約しても早くとも8月以降の納車、店舗によっては10月以降に生産されるロットを待つという状況です。

特に、2023年から継続している人気カラーの「ロスホワイト」は、新色の「パールディープマッドグレー」に比べて生産数が絞られている可能性があり、納期がさらに不透明になるケースも見られます。

マコト
マコト
数ヶ月待たないと手に入らないほどの人気バイクを、お店側がわざわざ身銭を切って安く売る理由はないですよね。この長い納期こそが、値引き交渉のテーブルに着くことすら難しい現状を何よりも雄弁に物語っているんです。

このように、ディーラーに在庫が潤沢にあるわけではなく、数ヶ月待ちが当たり前という供給状況からも、車両本体価格からの値引き販売が行われる可能性は極めて低いと言わざるを得ません。

2025年モデル登場で価格はどうなる?

ホンダの公式発表によると、2025年5月29日に発売された2025年モデルのトランザルプ750は、メーカー希望小売価格が1,320,000円(税込)と、初期モデル(1,265,000円)から55,000円の価格改定が行われました。この価格アップは、今後の値引き戦略や中古市場にどのような影響を与えるのでしょうか。

新車価格への影響

まず、新型モデルの価格が上がったからといって、ディーラーに残っているごく僅かな初期モデル(2023年モデル)の在庫が値引き販売される、ということは基本的に考えられません。

むしろ、デュアルプロジェクターヘッドライトの採用や外気温センサーの追加など、装備が充実した新型モデルがこの価格で登場したことにより、トランザルプ750というバイクの「価値基準」そのものがリセットされたと捉えるべきです。今後はこちらが新たなスタンダード価格となります。

中古市場への影響

新車価格の上昇は、リセールバリュー(再販価値)に敏感な中古車市場の価格を強力に下支えする要因となります。つまり、中古車相場が大きく値崩れする可能性は低くなりました。

2023年モデルを中古で狙っている方にとっては、「新型の価格が上がったから、旧型はもっと安くなるはずだ」という期待は持ちにくい状況になったと言えます。むしろ、状態の良い中古車の価値は、相対的に維持されやすくなったと分析できます。

値引きなしで買って後悔しないか?

山道を気持ちよく走る日本人ライダー(男女いずれか)とホンダ XL750 トランザルプ。値引き以上の満足感を表現。
イメージ:motofrontier

「値引きが一切ないのに、130万円以上もするバイクを定価で買って、本当に後悔しないだろうか…」購入を目前にして、誰もが一度は抱く不安です。

しかし、実際にトランザルプ750を手に入れた多くのオーナーが口を揃えて言うのは、「価格以上の価値と満足感がある」というポジティブな評価です。

その理由は、目先の購入価格だけでは測れない、このバイクが持つ本質的な魅力と卓越した基本性能、そして長期的な経済性にあります。

  • クラス最軽量級の車体がもたらす圧倒的な「楽しさ」: 駐車場での取り回しの楽さ、ワインディングでの思わず笑みがこぼれるような軽快さは、日常のちょっとした移動すらも特別な時間に変えてくれます。この「乗るたびに感じる楽しさ」は、お金には代えがたい価値です。
  • パワフルかつ扱いやすい「二面性」を持つエンジン: 91馬力という十分なパワーを持ちながら、街乗りではライダーを急かさないジェントルな一面も。しかし、一度アクセルを開ければ、高回転までシャープに吹け上がる刺激的な表情を見せます。この飽きさせない二面性が、長く付き合える相棒としての資質を高めています。
  • 驚異的な燃費性能がもたらす「経済性」: 後述しますが、大型バイクでありながらレギュラーガソリン仕様で、リッター25km以上も余裕で狙える経済性は、ガソリン代という形で、走り続ければ続けるほどあなたに恩恵をもたらしてくれます。
マコト
マコト
確かに、購入時に数十万円の値引きがあれば嬉しいですよね。でも、バイクライフは何年も、何万キロも続きます。トランザルプ750は、燃料を入れるたび、峠道を走るたび、キャンプ場に着くたびに「ああ、このバイクを選んで本当に良かった」と思える、体験価値そのものを提供してくれるバイクなんです。目先の値引きよりも、その本質的な価値に目を向けることが、後悔しないための最大の秘訣ですよ。

新車が無理なら中古という賢い選択

新車と中古のホンダ XL750 トランザルプを見比べる日本人ライダー(男女いずれか)。中古という賢い選択を表現。
イメージ:motofrontier

新車の値引きが期待できず、予算的に厳しい、あるいは少しでも初期費用を抑えたいと感じるなら、「中古車」に目を向けるのは非常にクレバーで賢明な判断です。

発売から1年以上が経過し、市場にはオーナーに大切にされてきた状態の良い個体が、適正な価格で流通し始めています。この章では、最新の中古相場をデータに基づいて分析し、後悔しない中古車選びの具体的なポイントを解説します。

トランザルプの中古相場と狙い目の個体

バイクパッションの買取相場データ(2025年10月時点)によると、XL750 トランザルプの中古車買取価格は、平均で75.9万円~90.3万円で推移しており、状態の良い個体では上限109万円に達しています。

これはあくまで買取専門業者による買取価格なので、我々が実際に購入する際の販売価格は、これに販売店の利益や整備費用が上乗せされた金額となります。

実際の販売価格帯は、走行距離や車両のコンディション、装着されているオプションパーツによって大きく変動します。以下に、狙い目となる個体の特徴をまとめました。

走行距離販売価格帯の目安特徴と賢い狙い目
~5,000km100万円~120万円新車に近いコンディションの極上車が多く、傷や錆の心配がほとんどない。メーカー保証が残っている個体も多い。慣らし運転が終わったばかりの「オイシイ」状態の車両が見つかれば非常にお得。
5,000km~10,000km95万円~110万円価格と状態のバランスが最も良いボリュームゾーン。前オーナーが取り付けたETCやグリップヒーター、エンジンガードといった高価なオプションパーツが付いている個体も多く、それらを含めると新車よりかなり割安になるケースも。
10,000km以上85万円~100万円100万円を切る個体が増え始め、価格的な魅力が非常に大きい。ただし、タイヤやチェーンといった消耗品の交換時期が近い可能性もあるため、車両の状態をより注意深くチェックする必要がある。メンテナンス履歴がしっかりしている個体を選びたい。

最も賢い狙い目は「走行距離数百kmの登録済み未使用車」

市場を注意深く観察していると、ディーラーの試乗車として使われていた車両や、一度登録だけされた「登録済み未使用車」が出回ることがあります。これらは、法的には中古車扱いですが、コンディションは新車とほぼ変わらないにもかかわらず、価格は新車よりも10万円~20万円ほど安く設定されているケースが多く、見つけることができれば最もコストパフォーマンスが高い選択肢と言えるでしょう。

購入後のトータルコストを徹底比較

賢いバイク選びとは、車両本体価格の安さだけで判断することではありません。

ガソリン代や消耗品費といったランニングコスト(維持費)、そして自分の体格や使い方に合わせてバイクを最適化するためのカスタム費用(追加費用)まで含めた、バイクライフ全体の「トータルコスト」で考えることが、長期的に見て満足度の高い選択につながる鉄則です。

この章では、トランザルプ750に長く、そして楽しく乗り続ける上で必要となる具体的な費用をシミュレーションし、その優れた経済性を明らかにします。

驚きの実燃費!燃料はハイオク指定?

ガソリンスタンドでホンダ XL750 トランザルプにレギュラーガソリンを給油する日本人ライダー(男女いずれか)。優れた実燃費性能を表現。
イメージ:motofrontier

バイクの維持費の中で、最も大きな割合を占め、誰もが常に意識するのが燃料費です。その点において、XL750 トランザルプはオーナーにとって非常に心強い、経済的な味方となります。

まず最も嬉しいポイントは、Honda公式サイトのQ&Aにも明記されている通り、指定燃料が高価なハイオクガソリンではなく、どこでも手に入りやすく経済的なレギュラーガソリンであることです。特に長距離ツーリングを頻繁に楽しむライダーにとって、この差は年間で見ると決して無視できない金額になります。

さらに特筆すべきは、その驚異的な燃費性能です。メーカーが公表しているWMTCモード値(国際基準の燃費測定法)では23.1km/Lとされていますが、これはあくまで規定の条件下での数値。実際のオーナーからは、それを遥かに上回る燃費報告が多数寄せられています。

  • 平均的なツーリング燃費: 高速道路や郊外の快走路を組み合わせた一般的なツーリングでは、平均27km/L以上を記録するケースが多く見られます。これは、750ccクラスのアドベンチャーバイクとしてはトップクラスの数値です。
  • エコラン時の最高燃費記録: 交通の流れに乗り、急なアクセル操作を避けるなど、穏やかな運転を心がければ、リッターあたり29km/L台を達成することも夢ではありません。あるオーナーのブログでは、3,000km走行時の平均燃費が27km/Lを超えたという記録も報告されています。

【具体例】年間1万km走行時のガソリン代シミュレーション

仮に、少し控えめに見て実燃費を25km/L、レギュラーガソリンの全国平均価格を175円/Lとして計算してみましょう。
年間の必要ガソリン量:10,000km ÷ 25km/L = 400L
年間のガソリン代:400L × 175円/L = 70,000円
これは、同クラスのライバル車や、ハイオク指定の輸入車と比較しても、年間で数万円単位の差が生まれる非常に優秀な数値です。

タイヤはチューブレス?交換費用は?

バイクの維持費の中で、ガソリン代の次に大きな出費となるのがタイヤなどの消耗品です。前述の通り、トランザルプ750はオフロード性能を重視した結果、伝統的で信頼性の高いチューブタイヤを採用しています。パンクした際の修理に手間がかかるというデメリットはありますが、これはバイクのコンセプトを考えれば納得のいく選択です。

気になるのは交換にかかる費用です。タイヤの銘柄や交換を依頼する店舗によって価格は変動しますが、純正で装着されているメッツラー社の「KAROO STREET」やダンロップ社の「TRAILMAX MIXTOUR」といった同等グレードのタイヤに交換する場合、前後セットで部品代と工賃を合わせて5万円~7万円程度が一般的な相場となります。これは、750ccクラスの大型バイクとしてはごく標準的な価格帯と言えるでしょう。

【選択肢】チューブレス化というカスタムと費用

「どうしてもオンロードでの利便性を高めたい」「万が一のパンク修理を手軽にしたい」と考える方には、専門業者によるホイールの「チューブレス加工」という選択肢も存在します。リムの内側を特殊なテープやシール材で密閉し、チューブレスタイヤを装着できるようにするカスタムです。

  • 費用の目安: 前後ホイール合わせて3万円~5万円程度
  • メリット: パンク修理キットでの応急処置が可能になる、タイヤ選択の幅が広がる、わずかな軽量化に繋がる。
  • デメリット: 初期投資が必要、施工業者の技術力に品質が左右される。

これは、あなたのライディングスタイルや予算に応じて検討すべき、一つの魅力的な投資と言えるかもしれません。

足つき対策にかかる追加費用を把握する

ホンダ XL750 トランザルプに跨り足つきを確認する日本人ライダー(男女いずれか)と販売スタッフ。ローシート検討のシーン。
イメージ:motofrontier

XL750 トランザルプのシート高は850mmと、アドベンチャーバイクとしては標準的ですが、決して低い数値ではありません。もしあなたが足つきに少しでも不安を感じる場合、その対策にかかる費用も、車両購入時の総額予算に事前に組み込んでおくことが非常に重要です。

主な対策方法は、ホンダが公式に用意している「ローシートへの交換」と、サードパーティ製のパーツを利用した「ローダウンカスタム」の2つです。

純正ローシートの価格と効果を解説

最も手軽で、バイク本来の性能を損なうことなく足つきを改善できる確実な方法が、ホンダ純正アクセサリーとして用意されている「ローシート」への交換です。

  • メーカー希望小売価格: 33,660円(消費税10%込み)
  • 得られる効果: シート高が標準の850mmから約30mmダウンし、820mmになります。

数値上はたった3cmと思うかもしれませんが、実際に跨ってみるとその差は絶大です。つま先がツンツンだった状態から、足の母指球(親指の付け根)までしっかりと地面を捉えられるようになり、信号待ちや不整地での停車時の心理的な安心感は劇的に向上します。

また、単にスポンジを薄くしただけの安価なシートとは異なり、純正品ならではの高い品質と、長距離でも疲れにくいクッション性を維持したままローダウンを実現している点も大きな魅力です。足つきに少しでも不安があれば、まず最初に検討すべき最優先のオプションと言えるでしょう。

ローダウンカスタムの費用と注意点

純正ローシートを装着してもまだ不安が残る場合や、「かかとまでべったり足を着きたい」と強く望む場合には、サスペンションのリンクを交換したり、ショートタイプのサスペンションに交換したりする「ローダウンカスタム」という方法があります。

サードパーティメーカーから販売されているローダウンキットや、サスペンション専門ショップが提供する加工サービスを利用するのが一般的で、費用は使用するパーツや作業内容によって大きく異なりますが、パーツ代と工賃を合わせて3万円~10万円以上と、内容によって幅があります。

ローダウンカスタムに伴う注意点とデメリット

足つき性が劇的に改善するという大きなメリットがある一方で、ローダウンカスタムにはバイクの性能に影響を与える可能性のある、いくつかの重要な注意点が存在します。

  • 乗り心地の変化: サスペンションのストローク量やリンク比が変わるため、路面からの衝撃を吸収しきれず、乗り心地が硬くなることがあります。
  • 運動性能への影響: 車体の姿勢(ディメンション)が設計値から変わるため、コーナリング時の軽快さが失われたり、直進安定性に影響が出たりすることがあります。
  • 最低地上高の減少: トランザルプの魅力であるオフロードでの走破性が低下し、舗装路でも大きな段差や縁石などで車体の下部を擦ってしまうリスクが高まります。
  • サイドスタンドの加工: 車高が下がることで、停車時に車体が起きすぎて不安定になるため、サイドスタンドを短いものに交換するか、加工(ショート化)する必要が生じます。

安易なローダウンは、トランザルプ本来の「オールラウンドな走り」という最大の魅力を損なう可能性も秘めています。実施する際は、実績と信頼のある専門ショップとメリット・デメリットについてよく相談の上、慎重に検討することが極めて重要です。

トランザルプ750の費用に関するよくある質問 (Q&A)

ここでは、本文だけではカバーしきれなかった、トランザルプ750の購入費用や維持費に関して、読者が抱きがちな、より具体的で突っ込んだ質問にお答えします。

Q.リセールバリュー(再販価値)は期待できますか?

A.はい、高いリセールバリューが期待できます。その理由は、①人気のホンダ製であること、②信頼性の高い日本製であること、③根強いファンを持つアドベンチャーモデルであること、などが挙げられます。
事実、中古車買取市場のデータを見ても、発売から1年以上経過した個体でも、新車価格から大きく値を崩すことなく高値で取引されています。2025年モデルの価格が上昇したことも、既存モデルの中古相場を下支えする要因となるため、資産価値が落ちにくいバイクと言えるでしょう。

Q.車両と同時に用品を購入すれば、用品の値引きはありますか?

A.ホンダドリーム店の方針として、用品単体での直接的な値引きも原則として難しいのが実情です。しかし、交渉の仕方次第では、実質的にお得になる可能性はゼロではありません。

マコト
マコト
「値引きしてください」とストレートに言うのではなく、「グリップヒーターとETC、ヘルメットも一緒に買うので、総額で少し頑張ってもらえませんか?」といった形で相談してみるのは有効な手です。お店によっては、取付工賃をサービスしてくれたり、端数を調整してくれたりするケースも稀にあります。あくまで「相談」という形で、丁寧にお願いしてみましょう。

また、ホンダが公式に行う純正アクセサリーキャンペーンの時期を狙えば、お得に用品を装着することが可能です。

Q.初回車検の費用はどれくらいかかりますか?

A.新車購入から3年後に迎える初回車検の費用は、依頼する店舗や交換部品の有無によって変動しますが、おおよそ4万円~6万円程度を見ておくと良いでしょう。

初回車検費用の内訳(目安)

項目費用の目安備考
法定費用約15,000円自賠責保険料、重量税、印紙代。どこで受けても同額。
点検整備費用25,000円~45,000円24ヶ月点検の費用。ディーラーか民間工場かで変動。
交換部品代実費初回車検では、エンジンオイルやブレーキフルードの交換が推奨されることが多いです。

初回は大きな部品交換が発生する可能性は低いですが、日頃のメンテナンスをしっかり行っておくことが、結果的に車検費用を抑えることにつながります。

まとめ:賢い購入方法

ここまで、XL750 トランザルプの値引きの現実から、中古市場の動向、そして購入後の維持費や追加費用といったトータルコストまで、金銭的な側面に焦点を当てて徹底的に解説してきました。

最後に、これらの情報を踏まえ、あなたが最も賢く、そして後悔しないための購入方法を結論としてまとめます。

結論:トランザルプ 750 値引きの考え方

  • ホンダドリーム店での新車購入時に、車両本体からの値引きは基本的に期待できない
  • 値引きの有無という短期的な視点で判断するのではなく、優れた燃費性能や経済性を含めた長期的なトータルコストでの価値を考えるべき
  • 初期費用を少しでも抑えたいなら、走行距離の少ない極上中古車や登録済み未使用車が最も賢い選択肢となる
  • 足つきに不安がある場合は、高価なローダウンカスタムに手を出す前に、まずは純正ローシート(約3.4万円)の費用も事前に予算に組み込んでおくことが重要

XL750 トランザルプは、購入時の値引きこそありませんが、それを補って余りある「操る楽しさ」と、長く乗り続けるほどに実感できる「経済的なメリット」をあなたに提供してくれる、非常にコストパフォーマンスに優れたバイクです。

この記事で、その表面的な価格だけでは測れない本質的な価値がどこにあるのかを、ご理解いただけたなら幸いです。

まずは一度、お近くのホンダドリーム店で実車に跨り、その軽さとスリムさを体感してみてください。そして、もし予算的に厳しいと感じたなら、諦める前に中古車検索サイトで、オプションパーツが多数装着された極上の個体を探してみる。その一歩が、あなたの素晴らしいバイクライフの始まりになるはずです。

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