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伝説は最終章へ。CB1300ファイナルエディションの魅力と、後悔しないための全情報

ホンダ CB1300 SUPER FOUR SP ファイナルエディションの全体像。伝説の最終章を飾る美しいスタイリング。

30年以上の歴史に幕を下ろすホンダのフラッグシップモデル、CB1300 ファイナル エディションがついに発表されました。

この記事では、購入を検討している方が最も知りたいであろう新車の価格から、気になる予約 状況や受注期間、そして現在の在庫や納期に関する情報までを網羅的に解説します。

さらに、人気のcb1300sf ファイナルエディションとSPモデルとの違い、おすすめの純正オプションについても詳しく掘り下げます。

購入後の価値を見据え、中古市場での価格動向や今後の値上がり予測、高いリセール価値の理由、そして実際に所有するオーナーのリアルな口コミも紹介し、あなたの疑問をすべて解消します。

あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?

  • ファイナルエディションの正確な価格や納期が知りたい
  • 受注期間がいつまでなのか、まだ予約できるか不安
  • 購入後の中古価格の値上がりやリセール価値が気になる
  • SPモデルとの違いやオーナーの口コミを参考にしたい

もし一つでも当てはまったなら、この記事があなたの疑問をすべて解決します。

CB1300 ファイナル エディションの概要

CB1300ファイナルエディション HONDA公式サイト画像
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1992年の「PROJECT BIG-1」コンセプトの誕生から、日本の大型バイクシーンを牽引し続けてきたCBシリーズ。その集大成として市場に投入されたのが「CB1300 ファイナルエディション」です。

このセクションでは、ファイナルエディションが持つ基本的な特徴や魅力に迫ります。特に所有感を大きく左右するSPモデルと標準モデルの仕様の違い、シリーズの中でも特に人気を集める「SUPER FOUR(SF)」モデルの核心、そしてバイクライフをさらに豊かに彩るおすすめのオプションパーツについて、詳細に解説していきます。

SPと標準モデルの仕様の主な違い

CB1300ファイナルエディションSPモデルの足回り。オーリンズ製サスペンションとブレンボ製ブレーキのクローズアップ。
イメージ:motofrontier

CB1300 ファイナル エディションのラインナップは、標準モデルと、走行性能を追求し足回りを中心に豪華な装備が与えられた「SP」モデルの2種類で構成されています。両モデルを比較した際、最も顕著な違いはサスペンションとブレーキの性能にあり、これが価格差と乗り味の差に直結しています。

SPモデルには、ロードレースの世界でも絶大な信頼を誇るスウェーデンの名門オーリンズ社と共同開発した、専用セッティングの前後サスペンションが惜しみなく投入されています。

フロントには路面追従性に優れ、しなやかな作動性を誇る正立フォークを、リアには大容量リザーバータンクを備えたツインショックが採用されており、乗り心地の良さとスポーティーな走りを高い次元で両立しています。

減衰力調整も可能で、ライダーの好みに合わせた細やかなセッティングを楽しめるのも大きな魅力です。

さらに、フロントブレーキシステムには、イタリアのブレンボ製ラジアルマウント式モノブロック4ポットキャリパーが搭載されています。これにより、強力なストッピングパワーはもちろんのこと、ブレーキ入力に対するリニアな応答性と、指先で制動力を細かくコントロールする感覚を実現しています。

外観においても両者は明確に差別化が図られており、SPモデルはシリーズの原点である初代BIG-1の象徴的なカラー「パールサンビームホワイト」を纏い、標準モデルは引き締まった精悍な印象を与える「グラファイトブラック」の1色設定です。

標準モデルとSPモデルの仕様詳細比較

項目標準モデルSPモデル備考
フロントサスペンションテレスコピック式ÖHLINS製 正立フォークSPは専用セッティング。
リアサスペンションスイングアーム式ÖHLINS製 リアショックSPはリザーバータンク付き。
フロントブレーキキャリパーNISSIN製 対向4ポットBrembo製 ラジアルマウント4ポットSPはコントロール性に優れる。
カラーリンググラファイトブラックパールサンビームホワイトそれぞれ1色のみの設定。
シート高780mm790mmSPはサスペンションの違いで10mm高い。
メーカー希望小売価格(SF)1,727,000円2,101,000円価格差は374,000円。

このように、SPモデルは約37万円の価格差がありますが、その価格に見合う、あるいはそれ以上の価値を持つ走行性能と所有感を格段に高めるための特別な装備が与えられているのです。

人気のcb1300sf ファイナルエディション

CB1300SFファイナルエディションの燃料タンク。初代をオマージュしたクラシックなHONDAロゴのアップ。
イメージ:motofrontier

CB1300シリーズには、伝統的なカウルのないネイキッドモデル「SUPER FOUR(SF)」と、高速走行時の快適性を高めるハーフカウルを装備した「SUPER BOL D’OR(SB)」の2つのスタイルが用意されています。

ファイナルエディションの発表後、特に多くのライダーから支持を集め、受注が殺到したのが、シリーズの王道とも言えるネイキッドスタイルの「cb1300sf ファイナルエディション」です。

その絶大な人気の理由は、シリーズの歴史の原点である1992年の「CB1000 SUPER FOUR」への強いリスペクトとオマージュにあります。

ファイナルエディションのSFモデルに限り、燃料タンクに輝くロゴが、現代の多くのモデルで採用されているウイングマークの立体エンブレムではなく、初代モデルを忠実に再現したクラシックな「HONDA」ロゴのステッカー仕様に変更されました。

この「たった一つの違い」が、長年にわたりシリーズを見守ってきたファンにとっては、万感の思いがこみ上げる特別な意味を持つディテールとなっています。

開発責任者の小松昭浩氏はインタビューで「このHONDAロゴだけは絶対に譲らないと思っていた」「跨った時に見える景色、タンクを見下ろすと、そこにHONDAロゴが誇らしげにある。これがBIG-1だ!」と熱く語っており、このモデルが単なる最終版ではなく、開発者の魂が込められた原点回帰の象徴であることがうかがえます。

一方で、SUPER BOL D’ORは従来通りウイングマークの立体バッジが採用されており、この点も両モデルを選ぶ上での大きな判断材料となります。多くのライダーが、最後のBIG-1として、その「魂」とも言える原点回帰のデザインを求め、SFモデルに人気が集中したようです。

おすすめの純正オプションパーツ

純正オプションパーツをフル装備したCB1300ファイナルエディション。トップボックスとパニアケースでツーリング仕様に。
イメージ:motofrontier

CB1300 ファイナル エディションは、ノーマルの状態でも非常に高い完成度を誇る一台ですが、オーナーの用途や好みに合わせてホンダアクセスの純正アクセサリーを追加することで、さらに快適で個性的なバイクへと昇華させることが可能です。アクセサリーは大きく「ドレスアップ・保護系」と「ツーリング快適化系」に分類できます。

目的別おすすめアクセサリー

目的パーツ名主な特徴価格帯(税込)
ドレスアップ・保護エンジンガード万が一の転倒時にエンジンへのダメージを軽減。車体デザインに馴染む設計。約29,000円
メーターバイザー (SF用)ネイキッドのスタイルを維持しつつ走行風を軽減。高速走行時の疲労を緩和。約18,000円
ラジエターコアガード飛び石等からラジエターコアを保護。TSR製の特別ロゴ入りモデルも人気。約22,000円~
ツーリング快適化クイックシフタークラッチ操作不要でシフトチェンジが可能。スポーティーな走りと疲労軽減を両立。約30,000円
トップボックス / パニアケース大幅な積載量アップ。純正ならではの一体感あるデザインで、ロングツーリングに最適。約29,000円~
アクセサリーソケットナビやスマホの充電に必須。ツーリング中のバッテリー切れの不安を解消。約8,000円
スポーツ・グリップヒーター寒い季節のライディングの必需品。温度調節も可能で快適性を大きく向上。

これらのアクセサリーは全国のHonda Dream各店で専門のスタッフに相談の上、取り付けが可能です。自分のライディングスタイルに最適なパーツを組み合わせ、あなただけの特別なファイナルエディションを完成させましょう。

購入前に知りたい価格と入手方法

歴史的な一台を手に入れるためには、まず現実的な情報を知る必要があります。

この章では、CB1300 ファイナル エディションの購入を具体的に検討している方々が最も知りたいであろう、新車の正確な価格設定から、発売当時の予約状況、そして重要なお知らせである受注期間の終了、さらには今から入手するための具体的な方法まで、お金と手続きに関する核心的な情報を網羅的に解説していきます。

新車のメーカー希望小売価格一覧

CB1300 ファイナル エディションは、前述の通り、スタイル(SF/SB)と仕様(標準/SP)の組み合わせにより、合計4つのモデルがラインナップされています。以下に、それぞれのメーカー希望小売価格(消費税10%込み)を改めて一覧で示します。

モデル名カラーメーカー希望小売価格(税込)
CB1300 SUPER FOUR Final Editionグラファイトブラック1,727,000円
CB1300 SUPER BOL D’OR Final Editionグラファイトブラック1,837,000円
CB1300 SUPER FOUR SP Final Editionパールサンビームホワイト2,101,000円
CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Editionパールサンビームホワイト2,211,000円

【購入時の注意点】

上記の価格は、あくまでメーカーが設定した車両本体の価格です。実際に公道を走行するためには、これに加えて重量税、自賠責保険料、登録に伴う手数料などの諸費用が別途必要となります。最終的に支払う総額(乗り出し価格)については、必ずHonda Dream販売店で見積もりを取得し、詳細を確認してください。

最新の予約状況と人気の背景

2025年2月28日の発売が開始されると同時に、CB1300 ファイナル エディションには凄まじい数の予約が舞い込みました。ホンダが設定した年間販売計画台数3,400台を、わずかな期間で大幅に上回るペースで受注が殺到したのです。

特に人気が集中したのは、既述の通り初代BIG-1へのオマージュが色濃く反映された「CB1300 SUPER FOUR SP Final Edition」でした。

この熱狂的な人気の背景には、複合的な理由が存在します。

  • 歴史の終焉と希少価値:30年以上にわたって日本のバイクシーンの象徴であり続けたCB1300シリーズが、このモデルをもって歴史に幕を閉じるという事実。これが「最後の新車」であることへの希少価値を極限まで高めました。
  • ファンの心を掴む原点回帰:初代モデルを彷彿とさせるカラーリングや、SFモデル限定で採用されたクラシックな「HONDA」ロゴなど、細部にわたるこだわりが長年のファンの心を強く掴みました。
  • 規制強化と時代の節目:国土交通省が段階的に強化している排出ガス規制により、このような大排気量・直列4気筒エンジンを搭載した伝統的なネイキッドモデルが、今後新車で手に入る最後のチャンスであると多くのライダーが認識したこと。

これらの要因が完璧な形で重なり合い、「この最後のチャンスを絶対に逃したくない」という強い思いが市場全体に広がり、爆発的な予約状況へと繋がったのです。

受注期間と購入の最終チャンス

購入を検討している方にとって、最も重要かつ残念なお知らせがあります。それは、CB1300 ファイナル エディションの正規ディーラーでの新規受注期間は、既に完全に終了しているという事実です。

【最重要】受注受付終了に関する公式発表

本田技研工業株式会社は、想定を大幅に上回る注文が殺到したことを受け、「ご注文される全てのお客様に対し、商品を確実にお届けするため」という理由で、2025年6月30日(月)をもって販売店(Honda Dream)からの注文受付を正式に終了したと発表しました。
(参照:Honda公式サイト 受注期間に関するご案内

これはつまり、現在、Honda Dreamの店舗へ行って新規に予約注文をすることは不可能であることを意味します。この歴史的な一台を新車で手に入れる上で、これが最大の障壁となります。では、もはや新車を手に入れる道は完全に閉ざされてしまったのでしょうか。次の項目で、残されたわずかな可能性について具体的に解説します。

販売店の在庫状況を確認する方法

前述の通り正規の受注は終了しましたが、新車を手に入れるチャンスが完全に消滅したわけではありません。残された唯一の方法は、全国のHonda Dream店舗が顧客向けに確保していた在庫車や、ごく稀に発生するキャンセル車両を狙うことです。

諦めずに探すための具体的なアクションプランは以下の通りです。

  1. 近隣のHonda Dreamに片っ端から電話で問い合わせる:これが最も確実かつ迅速な方法です。「CB1300 ファイナルエディションの在庫はありますか?」「もしキャンセルが出た場合、キャンセル待ちに登録させてもらうことは可能ですか?」と具体的に確認しましょう。一つの店舗で断られても諦めず、行動範囲を広げて複数の店舗に問い合わせることが成功の鍵です。
  2. 大手バイク情報サイトを毎日チェックする:「GooBike」や「Webikeバイク選び」といった大手バイク情報サイトには、販売店が在庫として保有している新車(未登録車)が「中古車」のカテゴリで掲載されることが稀にあります。これらの車両は即納可能な場合が多いため、毎日こまめに新着情報をチェックする価値は十分にあります。

ただし、これらはまさに早い者勝ちの世界です。ただでさえ希少な在庫ですから、もし運良く見つけた場合は、少しでも迷っている間に他の人に買われてしまう可能性が非常に高いです。見つけたら即座に販売店に連絡し、車両を押さえるためのアクションを起こす決断力が求められます。

気になる現在の納期はどれくらい?

新規の受注生産が完全にストップしているため、「今から注文した場合の納期は?」という問いそのものが、もはや成立しない状況です。入手できるかどうかは、完全に「販売店の在庫の有無」という一点にかかっています。

  • 【在庫があった場合】
    運良く販売店に車両の在庫があった場合、話は非常に早いです。契約を済ませ、ナンバー登録などの必要な手続きが完了すれば、数週間程度で納車される可能性があります。いわゆる「即納」に近い状態で、すぐに乗り出すことができます。
  • 【在庫がなく、キャンセル待ちの場合】
    もし販売店がキャンセル待ちの登録を受け付けてくれたとしても、いつキャンセルが発生するかは誰にも予測できません。数日後に連絡が来るかもしれませんし、数ヶ月待つことになるかもしれません。最悪の場合、結局キャンセルは出ず、手に入らないという可能性も十分にあります。

結論として、今からCB1300 ファイナル エディションの新車を探すライダーにとって、納期を気にするのは次の段階の話です。まずは「購入可能な車両をとにかく見つけ出すこと」、それが最優先かつ最大の課題となります。

今後の価値とオーナーからの評判

夕暮れ時のCB1300ファイナルエディション。所有欲を満たす圧倒的な存在感と普遍的なデザイン。
イメージ:motofrontier

CB1300 ファイナル エディションを手に入れた後のことも考えてみましょう。

このセクションでは、購入後の視点から、このバイクが中古市場でどのように評価され、将来的にどのような価値を持つ可能性があるのか、そのリセールバリューについて深く考察します。

さらに、実際に車両を所有しているオーナーたちから寄せられる、喜びの声やリアルな評価、注意点などを詳しく掘り下げていきます。

中古市場の動向と今後の見通し

生産が終了した人気モデルの価格がどうなるかは、購入を検討する上で非常に重要な要素です。この点について専門家は、CB1300シリーズが長年にわたる人気モデルであり、元々中古市場での流通台数が非常に多いため、生産終了直後に中古車価格が異常なまでに急騰する可能性は低いと分析しています。

しかし、これはあくまで短期的な市場の動きに関する見通しです。長期的な視点で見ると、いくつかの明確な要因から、その価値は着実に維持され、将来的には上昇していくと考えるのが自然です。

中古バイク販売大手の株式会社バイク館イエローハットの担当者は、「CB1300は人気車種であるため、今後、中古車相場が徐々に上昇する可能性は否定できません。

少なくとも、中古相場が下落することは考えにくいでしょう」とコメントしており、市場の安定性と将来性を示唆しています。(出典:バイク館公式サイト

今後、事故や経年劣化により、状態の良い個体は確実に市場から減少していきます。そのため、特に低走行で大切に保管されたコンディションの良い車両は、時を経るごとに希少価値を増していくことは間違いないでしょう。

中古価格は今後値上がりするのか?

結論から言えば、長期的には値上がりの可能性が非常に高いと予測されます。その理由は、単に「最後の限定モデル」という希少性だけにとどまりません。

最大の価格上昇要因は、世界的に年々厳格化されている排出ガス規制の存在です。

CB1300が搭載するような、大排気量でパワフルな自然吸気の直列4気筒エンジンは、その構造上、今後のさらに厳しい規制(例:ユーロ5+)に対応させることが技術的にもコスト的にも極めて困難になります。これは、ホンダだけでなく、すべてのメーカーが直面している課題です。

つまり、CB1300 ファイナル エディションは、私たちが愛した「古き良き時代のビッグバイクのフィーリング」を持つ、最後の世代のモデルとして、その歴史的価値が将来的に再評価される時が来ると考えられるのです。

電子制御が進化し、エンジンが電動化していく未来において、このバイクが持つアナログな鼓動感や機械的な魅力は、唯一無二の価値を持つようになるでしょう。

特に、オーリンズ製サスペンションやブレンボ製キャリパーといった一級品のパーツを標準装備したSPモデルは、その高い付加価値から標準モデル以上に価格が維持・上昇しやすい傾向にあります。

リセールバリューの高さとランキング

CB1300シリーズは、ファイナルエディションの発表以前から、リセールバリュー(再販価値)が極めて高いモデルとして市場で評価されてきました。ホンダブランドへの絶大な信頼性、故障の少なさ、そして時代に流されない普遍的なデザインが、中古市場での安定した高い価格を長年支えてきたのです。

その客観的な証拠として、バイク買取専門店のバイク王が定期的に発表している「リセール・プライス」ランキングにおいて、過去に「ホンダ・CB1300 SUPER FOUR SP」が総合1位を獲得した輝かしい実績があります(対象期間:2019年9月~11月)。

リセール・プライスとは、新車価格に対して、中古車として売却する際の価格がどれだけ高いかを示す指標であり、これが高いほど「価値が落ちにくいバイク」と言えます。

リセール・プライスNo.1の実績
このランキングでの首位獲得は、CB1300 SPが単なる人気車種であるだけでなく、市場が認める資産価値の高いモデルであることを明確に証明しています。

今回、30年以上の歴史に幕を閉じる「ファイナルエディション」という、これ以上ない強力な付加価値が加わったことで、この高いリセールバリューは今後さらに強固なものになることは確実です。単に趣味の乗り物として楽しむだけでなく、長期的な資産価値という観点からも、非常に魅力的な一台と言えるでしょう。

オーナーによる口コミや評価を紹介

CB1300ファイナルエディションと過ごす休日。景色の良い峠で休憩するオーナーのバイクライフをイメージ。
イメージ:motofrontier

実際にCB1300 ファイナル エディションを幸運にも手に入れることができたオーナーからは、その所有感を満たす多くの満足の声が寄せられています。一方で、このバイクが持つ紛れもない個性、特にその「大きさ」と「重さ」についてのリアルな意見も見られます。

オーナーから寄せられる主な声(ポジティブな評価)

  • 「何と言ってもこの見た目。ガレージにあるだけでニヤけてしまう圧倒的な存在感と所有感は格別」
  • 「一度走り出してしまえば、あの重さが嘘のように安定感に変わる。極低速から湧き出るトルクで、どこからでも滑らかに加速するエンジンが本当に気持ちいい」
  • 「『優等生』と呼ばれる理由がよくわかる。見た目の威圧感とは裏腹に、クラッチは驚くほど軽く、挙動も素直で非常に扱いやすい」
  • 「元白バイ隊員もプライベートで愛用するという話に納得。高速道路での安定性は抜群で、長距離ツーリングでも不思議と疲れにくい」

オーナーから寄せられる主な声(ネガティブ・注意点)

  • 「やはり物理的な重さはどうにもならない。特に傾斜地での駐輪や押し歩きは、かなりの体力と気を使う」
  • 「最新のリッターバイクと比較すると、燃費は決して良くない。航続距離はタンク容量でカバーしている感じ」
  • 「あまりにも完成されすぎていて、刺激や尖った個性を求めるライダーには少し物足りなく感じるかもしれない」

総じて、「威風堂々とした伝統的なスタイル」「パワフルでありながら紳士的で扱いやすい走行性能」に、オーナーは高い満足度を感じています。

その一方で、装備重量で260kgを超える車重は、誰にとっても軽々と扱えるものではありません。この「ビッグバイクならではの重さ」を、頼もしさとして受け入れ、付き合っていく覚悟があるかどうかが、購入後の満足度を大きく左右する一つの分水嶺となりそうです。

CB1300 ファイナルエディション Q&A

記事の最後に、CB1300 ファイナル エディションに関して特に多く寄せられる質問とその回答をQ&A形式でまとめました。

Q.ファイナルエディションの新車は、もう絶対に手に入りませんか?

A.可能性はゼロではありませんが、極めて困難な状況です。
前述の通り、メーカーの正規受注は2025年6月30日をもって完全に終了しています。そのため、今からHonda Dreamの店舗で新規に予約注文をすることはできません。
残された唯一の可能性は、全国のHonda Dream店舗が保有している在庫車や、ごく稀に発生するキャンセル車両を探すことです。しかし、これらは非常に希少であり、見つけ次第すぐに売約済みとなってしまう可能性が高いです。諦めずに近隣の店舗へ粘り強く問い合わせを行うか、中古車情報サイトに掲載される未登録車をこまめにチェックすることをおすすめします。

Q.そもそも、なぜCB1300シリーズは生産終了するのですか?

A.最も大きな理由は、年々厳しくなる「排出ガス規制」に対応することが困難になったためです。
特に、2022年11月から継続生産車にも適用された「令和2年排出ガス規制(ユーロ5相当)」という厳しい基準が大きな節目となりました。CB1300が搭載する伝統的な大排気量の直列4気筒エンジンでこの規制をクリアするには、エンジン設計の大幅な変更や新たな触媒装置の追加など、莫大な開発コストが必要となります。
また、仮に規制をクリアできたとしても、それによって本来の持ち味であるパワフルなフィーリングやサウンドが損なわれてしまう可能性がありました。ホンダは、CB1300が持つ「らしさ」を失ってまで生産を続けるのではなく、最高の形でその歴史に幕を下ろすという決断を下したのです。

Q.SPモデルと標準モデル、結局どちらを選ぶべきですか?

A.これはオーナーが「何を最も重視するか」によって答えが変わります。
あなたの価値観に合わせて、以下を参考に判断するのがおすすめです。

SPモデルがおすすめな人

  • 最高の走行性能を求め、オーリンズ製サスペンションやブレンボ製ブレーキの価値を理解している人
  • 将来的なリセールバリュー(資産価値)を少しでも高く維持したい人
  • 初代BIG-1の象徴である「パールサンビームホワイト」のカラーに魅力を感じる人
  • 約37万円の価格差を「価値ある投資」と考えられる人

標準モデルがおすすめな人

  • CB1300が持つ本来の素直で大らかな乗り味を純粋に楽しみたい人
  • 少しでも購入コストを抑えたい、または浮いた予算をカスタムパーツに充てたい人
  • 引き締まった印象を与える「グラファイトブラック」のカラーリングが好みの人
  • 日常使いやツーリングがメインで、サーキット走行のような極限性能は求めない人

どちらを選んでも「ファイナルエディション」という特別な価値に変わりはありません。ご自身の予算とライディングスタイルに正直になって選ぶことが、最も満足度の高い選択となるでしょう。

Q.今後、中古価格は本当に値上がりしますか?

A.短期的には安定、長期的には値上がりの可能性が高いと予測されています。
CB1300シリーズは元々の流通台数が多いため、生産終了直後に価格が2倍になるような急激な高騰は考えにくいです。しかし、今後、状態の良い個体は確実に減っていくため、価値は着実に上昇していくと見られています。
特に、走行距離が少なく、大切に保管された「極上車」や、人気の「SPモデル」は、数年後には新車価格を超えるプレミア価格で取引される可能性も十分に考えられます。単なる移動手段としてではなく、歴史的な一台を所有するという観点からも、将来性が期待できるモデルと言えるでしょう。

歴史に幕、CB1300 ファイナル エディション

この記事を通じて、CB1300 ファイナル エディションに関する価格、入手方法、将来性、そしてオーナーの評価といった多角的な情報をお届けしてきました。最後に、この歴史的な一台の購入を真剣に検討しているあなたが、絶対に覚えておくべき最も重要なポイントをまとめます。

  • 公式の受注は2025年6月30日で既に終了しており新車の入手は全国の販売店在庫のみ
  • SPモデルはオーリンズ&ブレンボという豪華装備で特に人気が高く将来的なリセール価値も大いに期待できる
  • SFモデル限定のクラシックなHONDAロゴなどシリーズの原点へのオマージュが詰まった特別な仕様が満載
  • 中古市場での価格は現在安定しているが排出ガス規制の影響で長期的には値上がりの可能性が濃厚
  • 圧倒的な所有感とパワフルで扱いやすい走行性能が魅力だが取り回しの重さは購入前に覚悟が必要

公式の受注期間は終了しましたが、まだ新車を手に入れる道が完全に閉ざされたわけではありません。まずは諦めずに、最寄りのHonda Dreamに在庫やキャンセル待ちの状況を粘り強く問い合わせてみましょう。

それと並行して、大手中古車情報サイトで、状態の良い未登録車や低走行の極上中古車を探し始めるのも非常に賢明な選択です。日本のバイク史に燦然と輝くであろう、この偉大なる一台を手に入れる最後のチャンスを、ぜひその手で掴んでください。

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