こんにちは。「motofrontier」の「マコト」です。
ホンダの大ヒットモデル、レブルシリーズ。「250は街に溢れているから、どうせなら大型の500に乗りたい」と考えるのはライダーとして自然な心理ですよね。
しかし、いざ検索してみると「レブル 500 後悔」や「疲れる」「大型に見えない」といったネガティブなワードが並び、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、このバイクに対する後悔のほとんどは、車両の性能不足ではなく「期待していたキャラクターとのズレ」から生じています。車検の有無や維持費、そして高速道路での快適性など、購入前に知っておくべきリアルな現実があります。
私自身、多くのライダーから相談を受ける中で、「買う前に知っておけば…」という声を何度も耳にしてきました。
あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?
- ✅せっかく大型免許を取ったのに、250ccと同じ見た目だと満足できないかもしれない
- ✅車検のある500と車検のない250、維持費の差に見合う価値があるか知りたい
- ✅高速道路でのツーリングがメインだが、振動やパワー不足で疲れるのは避けたい
- ✅2025年の新型モデルが出ると聞いたが、旧型との違いや互換性が気になる
もし一つでも当てはまったなら、この記事があなたの疑問をすべて解決します。
レブル 500を買って後悔する最大の理由

レブル500を購入して後悔したという声には、明確なパターンがあります。ここでは、多くのライダーが「思っていたのと違う」と感じてしまう代表的な4つのポイントについて、包み隠さず解説します。決して安い買い物ではないからこそ、ネガティブな要素もしっかりと直視しておきましょう。
大型に見えない外観への不満

レブル500における最大の後悔ポイント、それは間違いなく「レブル250と見た目がほぼ同じである」という点です。
多くのライダーにとって、大型バイクに乗ることは一種のステータスであり、「所有感」や「ドヤ感」は重要な要素です。
しかし、レブル500は軽量コンパクトな車体を追求した結果、フレーム、タンク、フェンダー、そして灯火類に至るまで、外装パーツの大部分をレブル250と共通化しています。
これは製造コストを抑え、車両価格を安くするためのメーカーの戦略でもありますが、オーナーにとっては複雑な心境を生む要因となります。
具体的に言うと、タイヤサイズでさえもフロント130/90-16、リア150/80-16と、250と全く同じサイズを採用しています。そのため、後ろから見ても横から見ても、車格による威圧感の違いは皆無に等しいのです。
唯一の識別点は、エンジン周りの密度です。250の単気筒エンジンに対して、500は並列2気筒エンジンが隙間なく詰まっており、エキゾーストパイプが2本出ている点が異なります。しかし、これらはバイクに詳しい人でなければ気づかないレベルの差です。
例えば、ツーリング先の道の駅や、信号待ちで隣にレブル250が並んだ瞬間を想像してみてください。相手は車検のない維持費の安いバイク、こちらは車検のある大型バイク。
それなのに、パッと見の存在感は全く同じ。「せっかく苦労して大型免許を取り、高いお金を払ったのに、原付二種や中型バイクと同じに見られるのが辛い」と感じる方にとっては、この「大型に見えない」という特徴は、所有欲を満たせない致命的なデメリットになり得ます。
「大型バイクには、圧倒的なデカさと重厚感が必要だ」という価値観をお持ちの方には、正直おすすめしにくいモデルであることは否定できません。
「大型に見えない問題」は、単なる見た目の話に見えて、実はレブル500のキャラクター理解に直結します。 なぜ“不人気”のように語られることがあるのか、逆にそこが“刺さる人には刺さる理由”は何なのか。 もう一段深く整理しておくと、購入後のモヤモヤをかなり減らせます。
あわせて読みたい: 「減速すら楽しい」は本当か?レブル500の不人気説を覆す唯一無二の鼓動
250と500の違いに関する誤解
「250の車体に500のエンジンなら、倍くらい速くてすごい音がするはず」という期待も、後悔を生む原因の一つです。
確かにレブル500のエンジンは471ccあり、最高出力は46PSと、250cc(約26PS)より明確にパワーがあります。しかし、そのエンジンの性格(キャラクター)は、あくまで「実用性重視の優等生」として設計されています。
搭載されている並列2気筒エンジンは、CBR500RやCB500F、CB500Xなどホンダの“500シリーズ”とルーツを共有する扱いやすいユニットで、非常にスムーズでフラットなトルク特性を持っています。
これは、「扱いやすさ」という点では満点ですが、アメリカンクルーザーに期待されがちな「荒々しい加速」や「強烈な個性」とは対極にあります。
アクセルを開けた瞬間に体が後ろにのけぞるような暴力的な加速や、低回転での強烈な突き上げ感は、このエンジンからは得られにくいのが現実です。あくまで「必要な速度まで、静かに、スムーズに、淡々と加速する」というのがレブル500の持ち味です。
ここがポイント
レブル500は「小さなハーレー」ではなく、「クルーザーの形をした万能ツイン」に近い乗り味です。このキャラクターを理解せずに、「大型らしいじゃじゃ馬感」を求めて購入すると、「優等生すぎて面白みがない」「刺激が足りない」と感じてしまうかもしれません。
また、250ccと比較して車重が増える点も見逃せません。走ってしまえば重さは消えますが、取り回しやUターンの際には、250のような「自転車感覚」とは少し違う、重心の低さと金属の塊感を伴う重みを感じることになります。「250と同じ感覚で振り回せる」と思って乗ると、意外な重さに戸惑うこともあるでしょう。
重厚なマフラー音への過度な期待
クルーザーと言えば、腹に響くような「ドコドコ」という重低音を期待する方も多いでしょう。ハーレーダビッドソンに代表されるVツインエンジンの不規則な鼓動感は、このジャンルのバイクにおける最大の魅力の一つです。しかし、レブル500の純正マフラー音は、非常に静かでジェントルです。
これは排ガス規制や騒音規制の影響もありますが、根本的にはエンジンの構造によるものです。レブル500が採用している並列2気筒エンジンは、構造上、等間隔で綺麗に爆発するため、Vツイン特有のドコドコ感(パルス感)が出にくいのです。
音質を言葉で表現するなら、「ドッドッドッ」ではなく、「トゥルルルル」や「ヒュンヒュン」といった、軽やかで機械的なサウンドになります。
もちろん、社外マフラーに交換することで音量を大きくしたり、音質を多少低音寄りにしたりすることは可能です。しかし、エンジンの爆発間隔そのものを変えることはできないため、どれだけカスタムしてもVツインのような「生き物のような鼓動」を手に入れることはできません。
「大型バイクらしい迫力のあるサウンドで、周りを威圧したい」あるいは「鼓動感に浸りながらゆっくり走りたい」という期待値で買うと、ノーマルの音はあまりにも行儀が良すぎて、物足りなさを感じてしまう可能性が高いです。
250にはない車検費用の壁
日本の免許制度において、250cc(車検なし)と400cc以上(車検あり)の間には、維持費という大きな壁が存在します。
レブル500は排気量が471ccあるため、当然ながら2年に1度の車検が必要です。ユーザー車検で通せば費用は抑えられますが、多くのユーザーが利用するバイクショップに依頼した場合、法定費用と点検整備費用を合わせて、概ね4万円から7万円程度の費用が毎回発生します。
これは、長く乗れば乗るほど、ボディブローのように家計に効いてくるコストです。
特に、「普段は街乗りや通勤がメインで、週末にたまにツーリングに行く」というライトな使い方のユーザーにとって、このコスト差は悩みどころです。
「250ccなら、この数万円でカスタムパーツが買えたのに」「オイル交換やタイヤ代に回せたのに」という後悔の声は少なくありません。以下の表で、車検時にかかる費用の目安を整理してみました。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 重量税 | 3,800円〜 | 年式・経過年数により変動 |
| 自賠責保険(24ヶ月) | 8,760円 | 保険料改定により変動あり |
| 印紙代 | 1,800円 | 指定工場か認証工場かで微差あり |
| 24ヶ月点検整備費用 | 20,000円〜40,000円 | ショップにより大きく異なる |
| 代行手数料 | 10,000円〜20,000円 | ショップへの依頼料 |
| 合計 | 約4.5万円〜7万円 | 消耗品交換があればさらにプラス |
【維持費のリアル】
250ccとの最大の違いは、この「強制的に徴収される維持費」の有無です。レブル500の性能が、このコスト差を埋めるだけの価値があるかどうか。そこを冷静に判断する必要があります。「これなら250のままで良かったかも…」と後悔しないよう、ご自身の用途とコストバランスをシミュレーションすることをおすすめします。
日本の道に最適な羊の皮を被った狼
ここまでネガティブな側面を見てきましたが、視点を変えればレブル500ほど日本の道路事情にマッチしたバイクはありません。日本の狭い道、頻繁な信号停止、そして制限速度100km/h(一部120km/h)の高速道路。
これらを全て一台で快適にこなすための最適解が、実はこの「250クラスの軽快さと大型クラスのパワー」を兼ね備えたパッケージなのです。ここでは、その真の魅力に迫ります。
高速道路で実感する余裕のパワー
レブル250で高速道路を走ったことがある方なら、「登坂車線での追い越しがキツイ」「時速100km巡航でエンジンが唸り声を上げて振動がすごい」といった経験があるかもしれません。250cc単気筒エンジンにとって、時速100km以上の領域は限界に近く、精神的にも肉体的にも余裕がなくなります。
レブル500の真価は、まさにこの高速道路で発揮されます。最高出力46PS、最大トルク43Nmを発揮する並列2気筒エンジンは、時速100kmでの巡航中も回転数に十分な余力があります。
そこからアクセルをひと捻りするだけで、ストレスなく追い越し車線の流れに乗れる加速力を発揮します。「いざとなればいつでも加速できる」という心の余裕は、長距離ツーリングの疲労を劇的に軽減してくれます。
例えば、高速道路の合流地点。短い助走区間で本線の流れに乗らなければならない場面で、250ccならフルスロットルで祈るように加速するところを、500なら余裕あるアクセル操作で合流できます。
また、大型トラックの横を通過する際も、必要な加速を確保しやすいため、風圧に煽られる恐怖を感じる時間が短くて済みます。この「安全マージンとしてのパワー」こそが、レブル500を選ぶ最大の理由と言っても過言ではありません。
高速巡航時の振動と風圧のリアル

パワーに余裕があるとはいえ、快適性が高級ツアラー並みかと言うと、そこは区別して考える必要があります。レブル500はあくまでネイキッドスタイルのクルーザーであり、防風性能には限界があります。
まず、カウル(風防)のないスタイルであるため、時速100kmを超えると風圧をモロに受けます。上半身全体で風を受け止めることになるため、長時間走行では腹筋や首への負担が無視できません。これは車種の欠点というよりは、ネイキッドバイク全般の宿命です。
また、エンジン特性として、高回転域ではハンドルやステップに微細な振動が発生します。Vツインのような大きな振動ではありませんが、高周波の振動が長時間続くと手の痺れに繋がることがあります。
「時速120km区間で何時間も走り続ける」といった使い方は得意ではありませんが、日本の一般的な高速巡航域(80〜100km/h)であれば、エンジンも静かで必要十分な快適性を確保しています。
風圧対策としては、純正アクセサリーのメーターバイザーや、社外品の大型スクリーンを装着することで改善が期待できます。高速ツーリングをメインにするなら、納車と同時にスクリーンの装着を検討することをおすすめします。
▼高速ツーリングの必需品
「風圧で疲れる」という悩みは、スクリーン一枚で激変します。見た目を大きく変えたくない方は小ぶりなバイザーを、防風効果を最優先するならデイトナのブラストバリアーなどがおすすめです。
実燃費の良さとタンク容量の評価
レブル500は、大型バイクとしては驚異的な燃費性能を持っています。メーカー公表のWMTCモード値で27.9km/Lという数値は、400ccクラスのバイクと比較しても優秀です。実燃費でも、ツーリングペースであれば30km/L近く伸びることも珍しくありません。
この燃費の良さは、レギュラーガソリン仕様であることと相まって、ランニングコストを大幅に下げてくれます。「大型バイクはガソリン代がかかる」という常識はこのバイクには当てはまりにくいでしょう。しかし、ここで一つ注意点があります。それは燃料タンクの容量です。
| 項目 | 数値・内容 |
|---|---|
| 燃費(WMTC) | 27.9km/L |
| タンク容量 | 約11L(仕様により微差あり) |
| 航続距離(計算値) | 約306km |
| 給油ランプ点灯目安 | 残り約2〜3L時点 |
| 実用航続距離 | 約200〜250km(給油目安) |
タンク容量が約11Lと、250ccモデルと同じサイズであるため、航続距離は計算上300km程度となります。しかし、精神衛生上、ガソリンメーターが点滅し始める200km〜250kmあたりで給油したくなるのがライダーの性です。
その結果、ロングツーリングでは「燃費はめちゃくちゃ良いのに、給油回数が意外と多い」と感じる矛盾が生じます。それでも、燃費が大きく落ちる大排気量車に比べれば、お財布への優しさは明確な魅力です。
抜群の足つき性と取り回しの魅力

レブル500の最大の武器、それは「身長150cm台の方でも両足がつきやすい」と言われる690mmの低シート高と、装備重量191kgという軽さです。
一般的な大型バイクは重量が250kgを超え、シート高も800mm近くあるモデルが多く、「止まるたびに立ちゴケの恐怖と戦う」というライダーも少なくありません。しかし、レブル500は重心も低いため、取り回しが驚くほど楽です。
狭い駐輪場での出し入れ、砂利道でのUターン、渋滞時のふらつき。こういった日常の些細なストレスから解放されることは、長くバイクに乗り続ける上で非常に重要な要素です。
「気負わずにサンダル感覚で乗れる大型バイク」というのは、実は市場にほとんど存在しません。この「心理的・物理的なハードルの低さ」こそが、初心者やリターンライダーだけでなく、重いバイクに疲れたベテランライダーからも選ばれている理由なのです。
2025年モデルの特徴と賢い選び方
これからレブル500を購入検討する方にとって、2025年2月20日に発売された新型モデルの情報は無視できません。旧型の中古を狙うか、最新の2025年モデルを買うか。ここでは、ホンダ公式の発表情報を基に、最新モデルの変更点と購入時に注意すべきポイントを整理します。
2025年新型の変更点と発売日

本田技研工業の公式発表によると、2025年モデル(型式:8BL-PC60)は、外観の大きな刷新こそないものの、ユーザービリティを向上させる着実なアップデートが施されています。
2025年モデル基本情報(出典:本田技研工業公式ニュースリリース)
- 発売日:2025年2月20日
- メーカー希望小売価格:924,000円(税込)
- 販売計画台数(国内):300台
- カラーバリエーション:ガンメタルブラックメタリック、クラシカルホワイト
価格は前モデルから上昇していますが、昨今の原材料費高騰を考えれば致し方ない部分でしょう。主な変更点は以下の通りです。派手なフルモデルチェンジではありませんが、「より長く、より快適に」乗るための熟成が進んだと言えます。
- ハンドル形状の見直し: ライディングポジションを最適化し、より自然な姿勢で操作できるよう変更。
- シート素材の変更: シート内部のウレタンフォームを変更し、座り心地と快適性を向上。
- メーターの表示・視認性配慮: 仕様の見直しにより、状況によっては読み取りやすさの改善が期待される。
- 純正アクセサリーの拡充: ETC車載器やグリップヒーターなどが純正オプションとして設定追加。
シート改良による痛みの軽減

特筆すべきは、シート内部素材の変更です。これまでのレブルシリーズ(250含む)は、スタイル重視の薄いシートのため、「1時間乗るとお尻が痛くなる」「ツーリングの後半は修行」といった声がSNS等で多く挙がっていました。
2025年モデルでは、この点にメーカーが正面から対策を打ってきました。新しいウレタン素材の採用により、クッション性が向上し、長時間のライディングでも疲労が蓄積しにくくなっています。
これまで「レブルを買ったらまずはシート交換」と言われるほどでしたが、純正のままでもツーリングを楽しみやすい仕様に近づいたことは、追加投資を抑える意味でも大きなメリットです。
また、ハンドル形状の見直しも重要です。旧型では「小柄な人だとハンドルが少し遠く感じる」というケースがありましたが、ポジションの最適化により、よりリラックスした姿勢で乗れる方向に熟成されています。これらはカタログスペックには表れにくい部分ですが、実際に乗った時の満足度に直結する改良点です。
▼「それでもお尻が痛い」という方への最終兵器
シートが改良されたとはいえ、長距離ツーリングでは痛みが出ることもあります。そんな時の「ゲルザブ」はライダーの定番アイテム。シートの上に巻くだけで、痛みが劇的に軽減されます。
カスタムパーツの適合確認の重要性
ここで一つ、非常に重要な注意点があります。ハンドル形状やシートの仕様変更が行われたことにより、2024年以前のモデル向けに作られた社外パーツがそのまま装着できない可能性があります。
特に、ハンドルバー、ハンドルポスト周辺のアクセサリー、そしてシート本体については、取り付け位置や形状が年式で微妙に異なる場合があります。AmazonやWebikeなどでパーツを探す際は、「2025年モデル対応」「8BL-PC60(2025〜)適合」と明記されているかを必ず確認してください。
マフラーやエンジンガード、キャリアなどは、フレーム形状の大改修が公式に示されていないため流用できる可能性もありますが、万全を期すならメーカーの適合情報を確認するのが賢明です。納車と同時にフルカスタムを計画している方は、パーツの手配に少し慎重になる必要があります。
1100と比較して迷う際の基準

最後に、兄貴分であるレブル1100との比較で迷っている方へ。見た目は似ていますが、中身は全く別の乗り物です。どちらを選ぶべきか、判断基準を整理しました。
| 比較項目 | レブル 500 | レブル 1100 (DCT含) |
|---|---|---|
| エンジン | 471cc 並列2気筒 (46PS) | 1084cc 並列2気筒 (88PS) |
| 重量 | 191kg (軽い!) | 223kg〜233kg (重い) |
| 価格 | 924,000円 | 1,204,500円〜1,490,500円(タイプにより変動) |
| 電子制御 | ABS中心 | トラコン、モード切替、クルコン等 |
| 最大の強み | 日常での扱いやすさと燃費 | 圧倒的な余裕と電子制御の快適さ |
レブル1100は魅力が強い一方で、「重さ」「価格」「熱」「用途のズレ」など、 選び方を間違えると後悔ポイントもはっきり出やすいモデルです。 もし500と1100で迷っているなら、1100側の弱点も先に把握しておくと判断が一気にラクになります。
1100側の後悔ポイントも確認: レブル1100の評価|購入後に後悔しないための弱点レビュー
- レブル1100がおすすめな人:
- DCT(オートマチック)で、クラッチ操作から解放されて楽に運転したい。
- 高速道路を使った片道300km以上のロングツーリングがメイン。
- 「大型らしい」強い加速感と、電子制御による安心感が欲しい。
- レブル500がおすすめな人:
- 街乗り、通勤、買い物など、日常の足としても気軽に使いたい。
- 燃費や消耗品などのランニングコストを抑えたい。
- 自分でクラッチ操作をして操る楽しさと、軽快なハンドリングを両立させたい。
- 1100の重さやパワーに不安がある。
よくある質問:レブル500購入前の不安を解消
最後に、レブル500を検討中の方からよくいただく質問をQ&A形式でまとめました。購入前の最終確認としてお役立てください。
Q. 大型免許を取ったばかりの初心者ですが、いきなり500でも大丈夫ですか?
A. はい、比較的安心して選びやすい大型の一台です。レブル500はシート高が低く重心も低めで、パワーの出方も穏やかです。教習車で大型の重さに不安を感じた方でも、実車に跨ると「意外と扱える」と感じるケースが多いでしょう。ただし不安がある場合は、納車前に取り回しやUターンの練習環境を想定しておくとさらに安心です。
Q. 身長が高い(175cm以上)のですが、窮屈に感じますか?
A. 人によっては窮屈に感じる可能性があります。シートが低い分、ステップとの距離が近く、足の長い方は膝の曲がりがきつく感じる場合があります。また、右足のふくらはぎ周辺がエンジンケース周りに当たりやすいという声もあります。2025年モデルではポジションの最適化が図られていますが、購入前に必ず実車に跨り、足の当たりや上半身の自然さを確認するのがおすすめです。
Q. 250ccのマフラーを500に流用することはできますか?
A. いいえ、できません。エンジン形式が全く異なる(単気筒と2気筒)ため、エキゾーストパイプの形状や取り回しが違います。マフラーに関しては必ず「レブル500専用」のものを購入してください。
Q. 高速道路でリッターバイクのツーリング仲間についていけますか?
A. 一般的なツーリングペースかつ法定速度を大きく外れない範囲であれば、問題になりにくいでしょう。追い越しや加速の余裕はリッタークラスに及びませんが、500は「安全マージンとしての加速力」がしっかり確保されています。速度域や走り方のスタイルが違う仲間と走る場合は、事前にペースや休憩間隔を合わせるとより快適です。
レブル 500で後悔しない人の条件
結局のところ、このバイクは「誰にでも合う」わけではありません。ここまで解説してきた特徴を踏まえて、レブル500を選ぶことで幸せになれるのは次のような方です。
- バイクに「見栄」や「威圧感」を求めず、実用性とバランスを重視できる人
- 250ccの取り回しの良さは捨てがたいが、高速道路でのパワー不足だけは解消したい人
- 車検費用がかかっても、高速道路での「安全マージン」と「余裕」をお金で買いたいと考える人
- 他人とスペックを比べるのではなく、自分にとっての「ちょうど良さ」を大切にできる人
- 2025年モデルの「快適性アップ」に魅力を感じ、長く付き合える相棒を探している人
レブル500は、「大型に見えない」というコンプレックスさえ乗り越えれば、日本の交通環境において「最強の相棒」になり得るポテンシャルを秘めています。見栄を張るためのバイクではなく、乗り手が自由に、快適に、どこまでも走っていくための道具。それがレブル500の本質です。
この記事が、あなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。ぜひ、お近くのドリーム店で実車に跨り、その軽さと「ちょうど良さ」を体感してみてくださいね!