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後悔しないレブル1100選び! 燃費の真実と購入前に知るべき全欠点

Rebel 1100アイキャッチ画像。

ホンダが誇る人気クルーザー、レブル1100。そのスタイリッシュなデザインと力強い走りに惹かれ、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、リッタークラスのバイクとなると、やはり気になるのが維持費の要となる燃費性能です。インターネットで情報を集めると「レブル1100は燃費悪い」といった声も散見され、購入後に後悔しないかと一歩踏み出せないでいるかもしれません。

この記事では、そんなあなたの不安や疑問を徹底的に解消します。公式データとリアルな実測燃費の比較はもちろん、永遠のテーマであるdctモデルとMTモデルの違い、気になる最高速、そしてオーナーだからこそ分かる欠点や、航続距離を伸ばすタンク容量アップといったカスタム情報まで、あらゆる角度から深く掘り下げて解説します。

さらに、待望の新型2025年モデルで進化したポイントにも触れながら、「レブル1100は満タンで何キロ走ります?」「レブル1100は何キロ出る?」「レブル1100のMTとDCTのどちらがよいですか?」といった、誰もが抱く具体的な疑問に、明確な答えを提示していきます。

あなたは今、こんなことで悩んでいませんか?

  • レブル1100のカタログ燃費と実際の燃費の差がどれくらいか、正確なデータで知りたい
  • MTの操る楽しさとDCTの快適性、どちらが自分のバイクライフに本当に合っているか判断できない
  • タンク容量が少ないと聞いて、ツーリング先でのガス欠を心配している
  • 長く付き合うバイクだからこそ、購入してから「こんなはずじゃなかった」と後悔するような隠れた欠点がないか事前に知っておきたい

もし一つでも当てはまったなら、この記事があなたの疑問をすべて解決し、自信を持ってレブル1100を選ぶための道しるべとなるでしょう。

レブル1100の燃費は?【公式・実測データ】

Rebel 1100 公式サイト画像
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バイク選びにおいて、デザインや性能と並んで重要な判断基準となる燃費。まずは最も気になるこのテーマについて、客観的なデータを用いて徹底分析します。

カタログに記載されている公式データから、オーナーたちの声が反映されたリアルな実測燃費までを比較し、レブル1100の燃費性能の実態を明らかにしていきましょう。「燃費が悪い」という噂の真相にも迫ります。

公式発表のWMTCモード値を確認

バイクの燃費性能を客観的に比較するための重要な指標が、国土交通省への届出値として公表されている「WMTCモード値」です。

これは、単に一定速度で走り続けた場合の数値(定地燃費値)とは異なり、市街地、郊外、高速道路といった様々な走行パターンを想定し、発進、加速、停止を組み合わせて測定される国際基準の燃費試験方法です。そのため、私たちの実際の乗り方に非常に近い、実用的な燃費の目安となります。

ホンダの公式サイトによると、レブル1100のWMTCモード値(クラス3-2、1名乗車時)は、MT車・DCT車ともに18.7km/Lとされています。1082ccという大排気量のエンジンを搭載したクルーザーモデルとして見れば、これは決して見劣りしない、むしろ平均的な数値と言えるでしょう。

項目スペック詳細
エンジン種類水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒
総排気量1082cc
WMTCモード値18.7km/L
燃料タンク容量13L
使用燃料レギュラーガソリン

ちなみに、カタログには参考値として定地燃費値(60km/h、2名乗車時)も記載されており、その数値は31.5km/Lです。しかし、実際の公道走行では信号での停止や交通の流れに合わせた加減速が必ず発生するため、この数値がそのまま出ることはまずありません。バイク選びの際は、より実態に近いWMTCモード値を参考にすることが賢明です。

高速と一般道での実燃費はどれくらい?

景色の良い高速道路をホンダ レブル1100で走る日本の男性の画像。
イメージ:motofrontier

カタログスペックはあくまで一つの指標。本当に知りたいのは、実際に日本の道を走ったときのリアルな燃費ですよね。数多くのオーナーからのレポートや、バイク専門誌などの試乗レビューを総合的に分析すると、レブル1100の実燃費は走行シーンによって大きく変動するものの、おおむね以下の範囲に落ち着くことが分かります。

レブル1100のシーン別・実燃費の目安

  • 市街地(ストップ&ゴーが多い都心部など): 約15km/L 〜 18km/L
  • 郊外・ツーリング(信号の少ない快走路): 約20km/L 〜 23km/L
  • 高速道路(80〜100km/hでの巡航): 約21km/L 〜 25km/L

これらの平均を取ると、普段使いからツーリングまで含めたトータルでの実燃費は、リッターあたり20km〜22km前後を記録するユーザーが最も多いようです。

やはり、エンジンを一定の回転数で回し続けられる高速道路での巡航時は燃費が最も伸びる傾向にあります。レブル1100にはクルーズコントロールが標準装備されているため、これを上手く活用することで、不要なアクセル操作を減らし、さらに安定した低燃費走行が期待できます。

逆に、エンジンにとって最も負担が大きいのが、発進と停止を幾度となく繰り返す市街地の渋滞路です。この状況では、燃費が15km/L台まで落ち込むことも想定しておく必要があるでしょう。

レブル1100は燃費悪いという噂は本当?

様々なデータを踏まえた上での結論を申し上げます。レブル1100の燃費性能は、「1100ccクラスの大型バイクとして客観的に見れば決して悪くない。しかし、燃料タンク容量がやや少ないため航続距離が短く、その結果として心理的に『燃費が悪い』と感じられやすいというのが、この噂の真相です。

1082ccというパワフルなエンジンが、リッター20km以上走るというのは、技術の進歩の賜物であり、むしろ健闘していると言えます。ではなぜ「燃費が悪い」というイメージがつきまとうのか。その最大の要因は、13Lという燃料タンク容量にあります。

これにより、満タンからの航続距離が短くなり、給油の頻度が他の大型ツアラーなどに比べて多くなるのです。ツーリング先で頻繁に給油のことを考えなければならない状況が、「なんだか燃費が悪いな…」という感覚的な印象に繋がっていると考えられます。

このタンク容量は、レブルシリーズ特有の低く構えたボバースタイルを実現するためのデザイン的な制約でもあります。ライバル車種と比較しても、突出して小さいわけではないんですよ。

車種排気量燃料タンク容量
ホンダ レブル11001082cc13L
ヤマハ BOLT Rスペック941cc13L
カワサキ バルカンS649cc14L
ハーレーダビッドソン ナイトスター975cc11.7L

レブル1100は満タンで何キロ走ります?

満タンになった燃料タンクを見て、笑顔を見せている日本の女性の画像。
イメージ:motofrontier

ツーリングの計画を立てる際、最も重要な情報の一つが「満タンからの航続距離」です。これを知っておくことで、ルート上のどこで給油するかを事前に計画でき、安心して旅を楽しむことができます。レブル1100の燃料タンク容量13Lを基に、先ほどの実燃費データを使って具体的な航続距離をシミュレーションしてみましょう。

走行シーン実燃費の目安満タン時の航続距離(計算上の目安)
平均的なツーリング(郊外+高速)約22km/L約286km
市街地走行がメイン約16km/L約208km
高速道路での長距離巡航約24km/L約312km

もちろんこれはあくまで計算上の理論値ですが、実際のツーリングにおいては様々な状況が複合するため、ある程度のマージンを見ておくことが大切です。多くのベテランオーナーは、走行距離が200km〜250kmに達した時点で、次のガソリンスタンドを意識し始めるようです。これにより、精神的な余裕を持ってライディングに集中できます。

給油タイミングは計画的に!

レブル1100の燃料警告灯は、タンク内の残量が約2.9Lになると点灯するよう設計されています。点灯後も計算上は50km以上走行可能ですが、特に山間部や地方のバイパスなど、ガソリンスタンドが少ない地域では「次のスタンドまでまだ大丈夫だろう」という油断が命取りになることも。

ツーリングに出かける前には、スマートフォンのマップアプリなどでルート上のガソリンスタンドの位置を大まかに把握しておくことを強く推奨します。

燃費に影響する要因と走行性能

ワインディングロードでバイクを運転している日本の人物の画像。
イメージ:motofrontier

レブル1100の燃費は、単にアクセルの開け方だけで決まるものではありません。ライダーの意思をダイレクトに伝えるMTか、賢く快適なDCTかというトランスミッションの選択、そしてこのバイクが持つクルーザーの枠を超えた卓越した走行性能そのものが、燃費に深く関わっています。この章では、メカニズムと走りの特性から、燃費をさらに深く理解していきます。

レブル1100のMTとDCTのどちらがよいですか?

これは、レブル1100の購入を考えた誰もが直面する、最大の悩みどころであり「究極の選択」と言っても過言ではありません。マニュアルトランスミッション(MT)と、ホンダ独自の先進技術であるデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)は、単に左手のクラッチ操作があるかないかという違いだけにとどまりません。それぞれが全く異なる走り味、得意なシチュエーション、そして燃費特性を持っているのです。

どちらが優れているという単純な話ではなく、あなたのライディングスタイルやバイクに何を求めるかによって、その答えは変わってきます。後悔のない選択をするために、まずは両者の特徴を客観的に比較し、深く理解することから始めましょう。

MT(マニュアルトランスミッション)DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)
メリット・エンジンパワーを自らの手で操るダイレクトな感覚
・機構がシンプルなためDCTより10kg軽い車重
・より鋭い加速を味わえるローギアードな設定
・戦略的な価格設定(DCTより11万円安い)
・クラッチ操作が一切不要で、渋滞や長距離での疲労を劇的に軽減
・プロライダーのようにスムーズで素早いシフトチェンジ
・エンジンが最も効率の良い回転数を自動で維持し、燃費走行が容易
・高速巡航でエンジン回転を低く保つハイギアードな設定
デメリット・渋滞路や頻繁なストップ&ゴーでは左手の操作が煩雑に
・乗り手のシフトチェンジの技量によって、走りのスムーズさが左右される
・MTモデルに比べて10kg重く、取り回しでわずかに重さを感じる
・高度な電子制御のため車両価格が高い
・一部のライダーは「操る楽しさ」に物足りなさを感じる可能性も
こんな人におすすめ・有り余るトルクを自分の意志で解き放ちたい人
・バイクとの対話、一体感を何よりも重視する人
・ワインディングで積極的にバイクを操りたいスポーツ志向の人
・ツーリングでの快適性と疲労軽減を最優先する人
・通勤など、渋滞の多い街乗りがメインステージの人
・スマートで上質な走りを楽しみたい人、大型バイク初心者

燃費という観点だけで見れば、DCTは走行モード(STANDARD/SPORT/RAIN)を選ぶだけで、システムが自動で効率的な回転数を保ってくれるため、誰が乗っても安定して良い燃費を出しやすいという利点があります。

一方、MTは乗り手のスキルや意識次第で燃費が大きく変動します。どちらを選ぶにしても、言葉で説明する以上にフィーリングの違いは大きいので、必ず両方に試乗してみることを強くお勧めします。それが後悔しないための最良の近道です。

dctモデルの燃費と走行フィール

田園風景の中、リラックスしてホンダ レブル1100を運転している日本の人物の画像。
イメージ:motofrontier

前述の通り、DCTモデルの最大の強みは、その賢い自動変速システムによる効率的な走りにあります。

特に、クルーザーの得意とする、低回転域のトルクを使ってトコトコと流すような走り方では、DCTが絶妙なタイミングでシフトアップを行い、エンジンの最も「おいしい」回転域をキープしてくれます。

これにより、ライダーは意識せずとも燃費の良い走りができ、同時に力強い2気筒エンジンの鼓動感を存分に味わうことができるのです。

一方で、非常に興味深いテスト結果も報告されています。あるメディアが実施した徹底的な比較テストにおいて、一般道では変速タイミングが常に最適化されるDCTモデルが燃費で優位に立ったものの、高回転を維持して走り続ける高速道路のステージでは、僅差でMT車の方が燃費が良いという結果が出たのです。

これは、DCTの複雑な機構(油圧システムや複数のクラッチ)が作動する際に生じるわずかなフリクションロス(機械的な抵抗によるエネルギー損失)が、高回転域で長時間運転することによって、無視できない差として現れたためと分析されています。

ただし、その差はリッターあたり1kmにも満たない微々たるものであり、実際のツーリングではアクセルの開け方や交通状況によって容易に逆転しうるレベルです。

走行フィールという点においては、DCTのシームレスな加速感は特筆すべきもの。シフトショックがほぼ皆無なため、タンデム(二人乗り)の同乗者からも非常に好評です。

クラッチ操作というタスクから解放されることで、ライダーは周囲の交通状況の把握や、美しい景色を堪能することに、より多くの注意を払うことができるのです。

レブル1100の最高速は何キロ出る?

クルーザーというジャンルでありながら、アフリカツイン譲りのパワフルなエンジンを搭載するレブル1100。そのポテンシャルを示す最高速が気になる方もいるでしょう。

日本の公道では、ご存知の通り法定速度が定められており、その性能をフルに発揮させる機会はありません。メーターの表示上限は180km/hとなっており、国内仕様のバイクに標準的なスピードリミッターが電子制御によって作動します。

しかし、このバイクが秘める本来の性能は、それを遥かに上回ります。ギヤ比とエンジン回転数から理論上の最高速度を計算すると、そのポテンシャルの一端が見えてきます。

MT車の各ギアでの理論上の速度(最高出力発生7000rpm時)

  • 5速: 約176.1km/h
  • 6速: 約192.8km/h

この数値は空気抵抗や路面抵抗を一切考慮しない計算値ですが、6速ギヤではリミッターが作動する速度域を軽々と超える能力があることを示唆しています。

より重要なのは、日本の高速道路の最高速度である120km/hで走行していても、エンジンにはまだ大きな余力が残されているという事実です。実際に、100km/hで巡航している際の6速のエンジン回転数はわずか3630rpm程度。

これにより、エンジン音は静かで振動も少なく、ライダーは非常にリラックスした状態で長距離を移動できます。この余裕こそが、結果的に疲労軽減と燃費性能の向上に大きく貢献しているのです。

航続距離の不安を解消するタンク容量アップ

補助燃料タンクをバイクに取り付けている日本の男性。
イメージ:motofrontier

レブル1100を愛する多くのオーナーが、唯一のウィークポイントとして挙げるのが、航続距離の問題です。デザインを優先した結果である13Lというタンク容量は、長距離ツーリングにおいて、時にライダーを不安にさせます。しかし、この課題を解決するためのカスタムもまた、バイクライフの楽しみの一つです。

航続距離を伸ばすための主なアプローチは、以下の2つです。

方法1:予備燃料携行缶の搭載

最も手軽でコストパフォーマンスに優れた方法です。1Lから3L程度の、消防法に適合した金属製の携行缶を、市販のホルダーを使ってエンジンガードやフレーム、サイドバッグなどに固定します。

物理的に予備の燃料を持っているという安心感は絶大で、万が一のガス欠トラブルを未然に防ぎます。デグナーなどのブランドからは、本革製のおしゃれな携行缶ホルダーも販売されており、ドレスアップ効果も期待できます。

方法2:リザーブタンク(補助タンク)の追加

より本格的に航続距離を伸ばしたい上級者向けのカスタムです。3L〜5L程度の容量を持つ補助タンクを、シート下やサイドカバー内などのスペースに設置します。メインタンクと燃料ラインを接続することで、給油の手間なく航続距離を1.5倍近くまで伸ばすことが可能です。

ただし、取り付けには専門的な知識と技術が必要であり、車体バランスへの影響も考慮する必要があるため、信頼できるカスタムショップに相談するのが賢明です。

特に、ガソリンスタンドが少ない地域へ頻繁にツーリングに出かけるライダーや、キャンプツーリングで多くの荷物を積載するライダーにとって、これらの対策は大きなアドバンテージとなるでしょう。

購入前に解消したい疑問点とカスタム情報

ショールームでカスタムパーツについて店員と話している日本の男性。
イメージ:motofrontier

レブル1100の魅力と特性を深く理解したところで、いよいよ購入に向けて最終段階です。この章では、実際にオーナーになってから「こんなはずじゃなかった」と後悔することがないよう、最終チェックポイントや知っておくべき注意点、そしてレブル1100を手に入れた後の無限の楽しみであるカスタムの世界について詳しく解説します。

購入後に後悔しないためのチェックポイント

レブル1100は、国内外で数々のアワードを受賞するなど、専門家からもユーザーからも非常に高い評価を受けているバイクです。しかし、どんなに素晴らしいバイクでも、乗り手の使い方や価値観とミスマッチがあれば、満足度は下がってしまいます。そうした悲劇を避けるために、契約書にサインする前に、以下の3つのポイントを必ず自分自身に問いかけてみてください。

レブル1100購入前の最終確認事項

  1. 本当に自分のスタイルに合うのはMTか?DCTか?
    前章で詳しく解説した通り、両者のキャラクターは全く異なります。ツーリングでの快適性を最優先するのか、それともバイクを操るダイレクトな興奮を求めるのか。

    価格差(11万円)だけでなく、自分のバイクライフ全体を想像し、どちらがより多くの笑顔をもたらしてくれるかを基準に選びましょう。面倒くさがらずに、必ず両方のモデルに試乗することをお勧めします。
  2. 長期化する納期を待てるか?
    レブルシリーズは世界的な人気モデルであり、特にレブル1100は発売以来、慢性的な品薄状態が続いています。販売店や契約のタイミングにもよりますが、新車の納期は数ヶ月から、場合によっては1年近くかかることも珍しくありません。

    契約前に販売店に最新の納期状況をしっかりと確認し、その期間を「カスタム計画を練る楽しい時間」と捉えられるか、自分の気持ちを整理しておきましょう。待てない場合は、状態の良い中古車を探すのも有効な選択肢です。
  3. ライディングポジションは本当に快適か?
    シート高が700mmと非常に低く、足つき性は抜群の安心感を誇ります。しかし、ポジションの快適さは足つきだけで決まるものではありません。

    ステップがミッドコントロール(足を真下あたりに置く)位置にあるため、特に身長の高い方や、フォワードコントロール(足を前方に投げ出すスタイル)に慣れている方は、膝の曲がりが少し窮屈に感じることがあります。

    試乗の際は、短時間ではなく少し長めに乗り、ハンドルまでの距離、ステップの位置、シートの座り心地などを総合的にチェックしましょう。

事前に知っておきたいレブル1100の欠点

バイクのシート下の狭い収納スペースに荷物を入れようとしている手元のクローズアップ画像。
イメージ:motofrontier

完璧なバイクというものは存在しません。レブル1100にも、その魅力的な個性と引き換えに、一部のユーザーからは「欠点」や「ウィークポイント」として指摘される部分があります。これらを事前に理解し、受け入れることができるかどうかが、長く満足して乗り続けるための鍵となります。

レブル1100の主なウィークポイントと捉え方

  • 燃料タンク容量の少なさと航続距離
    最も多く指摘される点です。これは、あの美しくくびれたフューエルタンクのデザインを実現するためのトレードオフ。対策としては、前述の携行缶や、ツーリングの際は「200km走ったら給油」というルールを設けることで、計画的にカバーすることが可能です。
  • ミニマムな積載性
    標準状態では、シート下にETC車載器と書類を入れる程度のスペースしかなく、積載性はほぼ皆無です。これも、テール周りをスッキリと見せるデザインを優先した結果。幸い、ホンダ純正オプションをはじめ、デイトナやキジマなどから豊富なリアキャリアやサドルバッグサポートが販売されているため、用途に応じて簡単に積載性を拡張できます。
  • クルーザーとしてはスポーティすぎる?(浅いバンク角)
    一般的なクルーザーとは一線を画す、軽快なハンドリングと高いコーナリング性能がレブル1100の魅力です。しかし、その走りの良さゆえに、調子に乗ってコーナーに進入すると、すぐにステップのバンクセンサーが接地してしまいます。
    これは、バイクが「これ以上はクルーザーの領域を超えていますよ」と教えてくれる安全のためのサイン。このバイクの限界を理解し、余裕を持ったライディングを心がけることが、レブル1100を乗りこなす大人の作法と言えるでしょう。

これらの点は、見方を変えれば「カスタムの余地がある」「バイクのキャラクターを教えてくれる」とも捉えられます。自分のライディングスタイルに合わせてバイクを育てていく過程こそ、レブル1100のオーナーになる醍醐味の一つなのです。

走りの可能性を広げる人気カスタムパーツ

レブル1100の大きな魅力の一つが、その高いカスタム親和性です。シンプルな車体構成は、オーナーの個性を反映させるための絶好のキャンバスとなります。ここでは、多くのオーナーに支持されている定番・人気のカスタムパーツを、目的別にご紹介します。

快適性&積載性向上カスタム

  • キャリア・バッグサポート: ツーリング派の必須アイテム。デイトナの「グラブバーキャリア」はGIVIのトップケースにも対応し、積載性とデザインを両立させています。
  • スクリーン・カウル: ホンダ純正の「ヘッドライトカウル」やMRAの「スクリーン ツーリング」は、高速走行時の風圧を効果的に軽減し、長距離での疲労を大幅に減らしてくれます。
  • シート: キジマの「フロントリーチシート」は、ポジションを前方に移動させ、小柄なライダーの操作性を向上させます。純正オプションの「スペシャルメインシート」はデザイン性と快適性を両立。

走行性能&ルックス向上カスタム

  • マフラー: モリワキの「フルエキゾースト CROSS TWIN」やアールズギアの「ワイバンクラシック スリップオン」は、心地よい重低音サウンドと性能向上を実現し、満足度の高いカスタムです。
  • エンジンガード: デイトナやキジマ、ヘプコ&ベッカーなどから様々なデザインのものが販売されています。万が一の転倒からエンジンを守るだけでなく、車体に重厚感を与えるドレスアップパーツとしても人気です。
  • バックステップ・フットペグ: よりスポーティなライディングを求めるなら、ステップ位置の変更も効果的です。ハリケーンのアルミ削り出しフットペグは、グリップ力と質感を高めます。

これらのパーツを組み合わせることで、あなただけの唯一無二のレブル1100を創り上げることが可能です。

新型2025年モデルで何が変わった?

2025年モデルのホンダ レブル1100のTFTフルカラーメーターのクローズアップ画像。
イメージ:motofrontier

2025年3月7日に発表された新型レブル1100シリーズは、単なるカラーチェンジにとどまらない、大幅な熟成と進化を遂げました。これから新車を購入するなら、間違いなくこの新型モデルがおすすめです。主な変更点は以下の通りです。

2025年モデルの主な進化ポイント

  • より力強くなったエンジン: エンジンの圧縮比が見直され、特に低中速域のトルクが向上。追い越し加速や登坂路で、より力強く余裕のある走りを実現しました。排気音もサウンドチューニングが施され、さらに重厚感のある迫力のサウンドに。
  • 洗練されたDCTの制御: DCTモデルは、油圧制御をさらに緻密に見直したことで、発進時や極低速走行時のクラッチ接続がより繊細かつスムーズになりました。これにより、渋滞路などでのコントロール性が格段に向上しています。
  • 快適性を高めたライディングポジション: グリップ位置やステップ位置が変更され、よりリラックスして長距離を走れるポジションになりました。さらにシート内部のウレタンも改良され、厚みを増すことで、長時間乗車時のお尻の痛みを軽減します。
  • 大幅に進化した先進装備: メーターは、豊富な情報を明るく見やすく表示する5.0インチTFTフルカラー液晶に一新。現代のツーリングに不可欠なUSBソケット(Type-C)も標準装備されました。さらに、スマートフォンとバイクをBluetoothで連携させる「Honda RoadSync」機能を搭載し、手元のスイッチでナビの音声案内や音楽再生、通話などの操作が可能になり、安全性と利便性が飛躍的に向上しました。
  • 個性的な新タイプ「S Edition」の追加: スタイリッシュなヘッドライトカウルやバーエンドミラー、ダイヤモンドステッチ風シートなどを標準装備した、ファクトリーカスタム仕様の「Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission」が新たにラインナップに加わりました。

これらの改良により、レブル1100は元々高かった完成度をさらに引き上げ、まさに死角のないクルーザーへと進化を遂げたと言えるでしょう。

レブル1100に関するよくある質問(Q&A)

この記事のまとめとして、レブル1100の購入を検討している方から特によく寄せられる質問とその回答をQ&A形式でご紹介します。

Q・結局、レブル1100の燃費は「良い」のでしょうか、「悪い」のでしょうか?

A.
結論として、1100ccクラスのバイクとしては「平均的」な燃費性能であり、決して「悪い」わけではありません。
ただし、デザインを優先した13Lの燃料タンクがやや小さめなため、他の大型ツアラーに比べて給油頻度が多くなりがちです。その結果として、感覚的に「燃費が悪い」と感じてしまう方がいるのが実情です。ツーリングでは200km~250km走行したあたりを目安に、早めの給油計画を立てるのがおすすめです。

Q・主にツーリングで使いたいのですが、MTとDCT、どちらがおすすめですか?

A.
長距離走行での快適性や疲労軽減を最優先するなら、圧倒的にDCTモデルをおすすめします。
クラッチ操作から解放されるメリットは絶大で、特に高速道路でのクルージングや、観光地での渋滞路などでその恩恵を強く実感できるでしょう。一方で、バイクを積極的に操る楽しさやダイレクトな加速感を何よりも重視するなら、MTモデルも非常に魅力的です。こればかりは好みによるところが大きいため、最終的には両方に試乗して、ご自身のフィーリングに合う方を選ぶのがベストな選択です。

Q・レブル1100が使用するガソリンは、ハイオクですか?レギュラーですか?

A.
レブル1100が使用する燃料は、経済的なレギュラーガソリンです。
大排気量モデルですが、維持費の面でお財布に優しいのは嬉しいポイントですね。これはMTモデル、DCTモデル、そして2025年の新型モデルも含めて、全てのタイプで共通です。

Q・中古も検討していますが、今から買うならやはり新型(2025年モデル)が良いでしょうか?

A.
ご予算が許すのであれば、間違いなく2025年モデル以降の新型を強くおすすめします。
トルクアップしたエンジンや改良されたDCT制御といった走りの面での熟成はもちろんですが、それ以上にTFTフルカラーメーターやUSBソケットの標準装備、スマートフォン連携機能といった利便性・快適性の向上が非常に大きいです。これらの先進装備は後付けが難しいものばかりですので、その価値は価格差以上にあると言えるでしょう。

まとめ:気になるレブル1100の燃費と魅力

  • レブル1100の実燃費は平均20〜22km/L前後で、リッターバイクとして標準的な数値
  • 13Lのタンク容量により航続距離は約250kmが目安、長距離では計画的な給油が必要
  • MTはダイレクトな操る楽しさ、DCTは圧倒的な快適性とスマートな走りが魅力で、選択はライフスタイル次第
  • クルーザーの枠を超えたスポーティな走りと、所有欲を満たす美しいデザインが高次元で融合
  • 豊富なカスタムパーツと進化した新型モデルにより、その魅力と可能性はさらに拡大している

この記事を通じて、レブル1100の燃費性能に関するあらゆる疑問から、その多角的で奥深い魅力までを詳しく解説してきました。航続距離という点では少し注意が必要ですが、それはこのバイクが持つ数多くの美点の中の、ほんの些細な一面に過ぎません。

それを補って余りあるエキサイティングな走り、心奪われるスタイリング、そして自分色に染め上げるカスタムの楽しみが、レブル1100には溢れています。まずは情報収集から始めてみましょう。

中古車情報サイトで様々な年式やカスタム車両の価格を比較するだけでも、自分の理想の一台が見えてくるはずです。そして、心が決まったら、迷わずディーラーのドアを叩いてみてください。レブル1100との素晴らしいバイクライフが、あなたを待っています。

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